今年、蓼科で2年目の夏を過ごした。蒸し暑い名古屋と違い別世界のように涼しく、正に避暑地と呼ばれるに値する。名古屋に居る時、夏場は蒸し暑いのでゴルフをする気にはなれなかった。しかし、蓼科でのゴルフは暑い暑いと嘆くことは一切ない。むしろ、夏でもこんなに涼しくラウンドできるのかと感激してしまうのである。
今年の夏はゴルフ合宿を3回行った。2回は蓼科で会社関係の友人・知人、もう1回は軽井沢で大学の同期とである。何れもゴルフ好きの旧知の中で、お酒が入らずとも旧交温まる時間を過ごせる人達である。同じ避暑地でも蓼科と軽井沢では違いが多い。私の主観による蓼科と軽井沢の比較を交え、この夏の避暑ゴルフを紹介しよう。
蓼科での高原ゴルフ
蓼科には5つのゴルフ場がある。蓼科高原CCを除けば何れも東京のデベロッパーの開発によるものである。どのゴルフ場も価格帯や設備は大差なく、いわゆるリゾート・ゴルフ場の部類に入る。車も他府県ナンバーが多く、避暑を兼ねたプレイヤーが多数を占めると思われる。8月末~9月上旬にかけ2組のグループがゴルフ合宿にやって来た。どちらも今回はフォレストCC三井の森をラウンドすることにした。このゴルフ場を選んだのは、蓼科の中で最も標高が高い位置に作られていて、八ヶ岳から南アルプスまでの眺望が素晴しいからである。標高は1400~1500mくらいなので、晴天でも木陰は涼しく心地よい風がある。お蔭で真夏でも汗まみれになることは無く、コースも良く手入れされた評判の高いゴルフ場である。
ゴルフ合宿は1泊2日で行った。2つのグループとも愛知県なので蓼科まで車で3時間程度かかる。従って1日目に前夜祭(BBQによるBFC流おもてなし)、2日目にゴルフのパターンになる。できれば平日で2泊3日と言いたいところだが、まだ現役の人も多いのでそうは行かない。それでも、厚切りステーキと馬刺しが評判のBBQ、涼しい高原でのゴルフを十分堪能できたとの言葉をもらった。オモテナシする主催者としては嬉しい限りであった。
1つ目のグループは、アメリカ駐在時代の先輩・後輩で、リタイア後もゴルフや飲み会で集まる仲間である。海外駐在では、慣れない国での生活を助け合うことも多く、家族ぐるみの深い付き合いになることが多い。このメンバーも、男同士で集まればゴルフや飲み会、家族で集まれば上司の大邸宅での大パーティーと家族ぐるみの付き合いをした仲である。集まると駐在時代を思い出し、昔話に花が咲くのである。
2つ目のグループは、縁あって非常勤役員をしていたT社の人たちである。私のリタイア後のセカンドライフに大変興味を持ち、一度見てみたいとのことでゴルフ合宿をしたのである。今は仕事を離れ利害関係もないので、古い戦友のような存在と言える。ゴルフ好きと言う共通点があるので、仕事を離れてもゴルフを媒介に人間同士の付き合いができる。現役時代には言えなかったことでも今なら言えてしまうので、やはり昔話に花が咲く。
2組とも、セカンドライフ真っ最中の私にとっては、旧交を温めることができる楽しいゴルフ合宿であった。今後もこう言う旧知の仲間とのゴルフ合宿は、BFCの目玉のアクティビティーにしてゆきたい。
軽井沢での優雅なゴルフ
私は大学時代、ゴルフ部に所属していた。その同期と年に2回 春と夏にゴルフ合宿を行っている。今年はたまたま軽井沢で合宿が開催された。大学の同期も徐々にリタイア組が増えてきたので、今年から平日にラウンドすることになった。特に軽井沢は名門コースが多く、蓼科と比べると料金が高い。平日なら名門コースでも、リーズナブルな料金でラウンドできるのである。今回は、大浅間カントリーでのキャディー付きプレーと言うことになった。ベテランのキャディーさんになると、そのコースの一般的な攻め方ではなく、ホール毎・グリーン毎の特徴をしっかり捉えた的確なアドバイスができる。あとはプレーヤーがどれくらい素直にそのアドバイスに応えられるかである。軽井沢の名門コースは、高額だが昔ながらの優雅なゴルフが楽しめる。ちなみに、私はキャディーさんのアドバイスのお蔭で、今年のベストスコアが出たのである。
最後に、私の勝手な印象だが、
- 軽井沢は、高級なお屋敷またはセカンドハウス
- 蓼科は、高原の山荘または山小屋
と言う言葉が似合う。別の表現をすれば、
- 軽井沢は、都会的リゾート
- 蓼科は、自然の中のリゾート
と言うイメージである。私のセカンドライフには、やはり蓼科の方が合っていると改めて感じさせられたのである。
Add to favorites