1月26日、この日は記録的寒波がやっと峠を越えた雲一つない快晴の日であった。車山へスノーシュー初体験のトレッキングをした帰り、いつものようにビーナスラインを走って山小屋BFCに向かおうとしていた。富士見展望台を通りかかると、綺麗に富士山が見えてきた。思わず展望台に車を止め、望遠で富士山をシャッターに収めることにした。
ここはこれまで何度も来た展望台であったが、八ヶ岳方面の息を呑むような美しさと雄大な景色に見とれてしまった。青い空、白い雪、さらに黄金に輝くススキがアクセントを付ける。まさに自然が作りだしたアートだ。
残念ながら、他の展望台は除雪されていないので入れなかった。そこで通る車も少なかったので仕方なく道路に停め、車窓から写真を撮った。展望台も良いが、結構道沿いの景色も絵になる箇所が多い。夏からここに住んでいるので見慣れた風景だが、趣は夏や秋とは全く違う。私が一番好きなのは、やはりこの冬の雪景色である。厳しい冬だからこそ、こんなにも美しい自然に触れられる。
これが見られるなら、大寒波だろうが、水の凍結で苦労しようが構わない。昨日まであちらこちらの凍結と闘っていたことが大した問題ではなくなってしまう。何れにしても、この美しさと雄大さを写真に焼付けても、同じ感動を伝えるのは難しい。私と同じ感動を味わいたいと思うなら、ぜひ現地へ赴いて直に見て欲しい。このブログがその仲介役になれれば幸いである。
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