BloomField Club ( Close Encounters of Healing )

欧州への卒業旅行(プラハ編)

12日目(火)は最後の訪問地プラハに、シャルルドゴール空港からAirfranceで戻ります。このパリからの脱出が大問題でしたが、これは別の機会にしてプラハ到着から紹介します。プラハ空港からホテルまではお迎えサービスを利用しました。ちょっと高いですがパリでの教訓を生かし、最後にトラブルだけは避けようと思いました。

運転手の言葉にビックリポン

プラハ空港に予定通り15時に到着し、直ぐにお出迎えの運転手さんと会えました。車はベンツで、レンタカーで借りたものより古いですが上のクラスでした。英語が話せる運転手さんなのでちょっと会話を始めました。ここチェコにはデンソーのエアコン工場があります。結構、出張者の人がこのサービスを受けているので、デンソーについて聞いてみました。するとビックリポン、『良く知ってるよ。社長はバラッカと言うんだ』との答え。一瞬、違う会社かと思いましたが、私が間違えていました。最近、社長が日本人からチェコ人に変わったのでした。嬉しくなって思わず『私は先月デンソーをリタイアしたばかりなんだ。出張でチェコにも来たことがあるんだ』と一生懸命説明してしまいました。さすが「世界のデンソー」と誇らしく思うと同時に、海外事業をこんなに立派に築き上げてきた先輩たちに頭が下がる思いでした。すんなりとアーチバルド・ホテルに到着しましたが、ホテル前ではサマーフェスティバルが行われていました。生バンドや出店もあり沢山の人で賑わっていました。静かな川岸のホテルと思っていたのとは全く違っていました。しかし、これはこれで賑やかで明るい気分に浸れてホテル選択としては合格です。

 

市電と徒歩での世界遺産めぐり

プラハはブルタバ川を挟んだ旧市街と王宮が観光の中心です。この地域が世界遺産の歴史地区になっています。ホテルはその二つを繋ぐカルルーフ橋の袂にあり観光するには良い場所にあります。ミュシャの絵以外は、これを見たいと言うものが二人とも無かったので、ブラブラと街の雰囲気を楽しむことにしました。先ず王宮目指して歩きだしましたが、途中のお土産物選びで時間がかかり王宮に着いたのはお昼近くになっていました。ちょうどお昼に衛兵の交代式があるのでそれを見ることにしました。沢山の人が集まっていましたが、ちゃんと見ることができました。

旅も最後で古い建物見学もちょっと飽きてきたので、どれも外から眺めるだけにしました。旧市街を眺められる丘に売店があり、そこでホットドッグ、ソーセージ、トウモロコシとビールを買ってその日のランチです。そこから、ミュシャの絵がある美術館までは歩けないので市電に乗りました。勿論、プラハカードを買って乗り降り自由な行き当りバッタリのツアーです。ところが、ガイドブック通りに絵が無く、また場所も移転していてプラハの街を地下鉄や市電で行ったり来たりしました。おまけは改装中で遂にミュシャの絵はお預け。お蔭でプラハカードを有効活用でき、街の様子が大体分かりました。最も賑やかな旧市庁舎前広場にも行きましたが、あまりに人が多いので直ぐに退散しお土産屋さん巡りです。そこからはカルルーフ橋を渡ればすぐホテルです。歩き疲れたのでホテルへ戻り休むことにしました。

 

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生バンド聞きながらオープンカフェでひと休み

ホテルに着くと、今日もフェスティバルが賑やかに催されていました。その雰囲気につられ生バンド聞きながらホテル前のオープンカフェでビールを飲み始めました。しばし、飲みながら行交う人々をボーっと眺めていました。ここには、日本や、韓国や、中国の団体の人たちはいません。観光コースから外れた地元か個人旅行の人たちです。同じ賑やかでも、やはりこういう雰囲気で旅行できるのが一番ですね。どうも団体旅行者を見ると私たちも同じ旅行者ですが興ざめします。旅はその土地の人と触れ合い、その土地の生活感を味わえる旅が良いですね。欧州旅行最後の夕食は、ホテルのレストランで頂くことにしました。味はまあまあ、これならワザワザ街へ出かけて高い食事をする必要もないなと感じました。その点でもこのホテル選択も合格点でした。

 

一夜明けて14日目は帰路の日です。あの運転手の送迎サービスで、予定より早くプラハ空港に着きました。ここから先はヘルシンキ経由で戻るだけ、私のツアコンもほぼ終了です。どうやら家内も満足げな様子ですが、長いと思っていた2週間はあっと言う間。私たちの卒業旅行もこれで無事終わります。

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