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錦秋の信州 ~雲場池・大峰高原・蓼科高原~

10月末、GoToトラベルの影響なのか横谷峡にも多くの観光客が訪れ、ローカルテレビでは軽井沢の雲場池が紅葉の見ごろであると伝えていた。また、池田町の大峰高原では7色に紅葉する大カエデが見頃になったと、ネット情報が流れて来た。どうやら今年の紅葉は当たり年の様だ。昨年が台風の影響で綺麗な紅葉が見られなかったので、今年は少し足を延ばして信州の紅葉名所を訪れて見ることにした。そこで、今回は錦秋の信州として次の3個所の紅葉を紹介する事にしよう。

  1. 雲場池(軽井沢町)・・雲場池の周囲に赤が基調の紅葉が水面に映る景色が美しい
  2. 大峰高原(池田町)・・大峰高原に切り拓かれた公園の7変化する大カエデが美しい
  3. 蓼科高原(茅野市)・・随所にある広葉樹林とカラマツが一体となった紅葉が美しい

 

雲場池

雲場池は旧軽井沢の落ち着いた別荘地帯の中にあり、大正時代に作られた人造池である。周囲に遊歩道を設けカエデを始めとする広葉樹が植えられている。赤を基調とした紅葉が池面に映しだされた景観は、思わず息をのむ絶景である。周囲には雲場池を借景とする別荘やレストランがあるが、大きな木々に囲まれているので少しも目障りにならない。むしろ、その景観の中にアクセントとなり落ち着いた雰囲気を醸し出している。見学しながら池畔を散歩すると十数分で一周できる。また見る角度によって、色々な景観や雰囲気を楽しめる。次の写真は、2020年10月28日に訪れ池を一周しながら撮影したものである。一部に紅葉してないものもあったが、全体としてまさに見頃になっていた。

大峰高原

大峰高原の大カエデは、池田町中心から車で10分ほど山の中にある。山間の細い林道ではあるが、舗装道路で所々に手作りの看板などもあり迷うことはない。大カエデは、恐らく鑑賞しやすい様に周囲の林を伐採し段々畑の様になった広場のど真ん中にある。日照の影響で東側は落下盛んだったが、西側はちょうど見ごろであった。紅葉がグラデーションになった様子は、まさしく七色カエデの名に相応しい。広場の周囲にあるカエデも、それぞれが特徴あるグラデーションに紅葉していた。次の写真は2020年10月30日に撮影したものであるが、全体的には見頃を若干過ぎていたのかもしれない。この日は一時的に陽が当たった時もあったが、空全体に雲が多く周囲の山と青い空とのコラボした写真が撮れなかったのが残念であった。

蓼科高原

蓼科高原は標高1500m±200mにあり、広葉樹とカラマツからなる樹林帯なので殆どの樹木が紅葉し落葉する。即ち、辺り一面が緑から赤・黄・茶に染まり、落葉すると後ろが透けて山々が見えるようになる。蓼科生活をしていると、それほど大きく風景が一変するのを目の当たりに出来る。紅葉が綺麗と言うよりもその変化を実感出来ることが素晴らしい。

そんな中でも私の好きな紅葉ポイントが幾つかある。一つ目は大門街道、ビーナスライン、メルヘン街道沿いの紅葉ドライブを楽しめる標高1500m前後の高原だ。二つ目は横谷峡の川沿いの散策路や横谷観音への並木道だ。ここは日頃の散歩道として馴染み深い。三つ目は白駒の池、御射鹿池、女神湖、白樺湖、蓼科湖などの紅葉だ。晴れた日には青い空に秋の筋雲、その下に紅葉に囲まれた湖と褐色に包まれた山々が目に写る。こんな時は思わず写真を撮りたくなる。

最後に2020年11月2日に撮影した横谷観音前の並木道の紅葉を動画で紹介しよう。紅葉シーズンの初めにここの白樺が紅葉し終盤になるとカエデが紅葉する。ただ陽当りの関係で一気に紅葉するのは珍しいが、今年は比較的紅葉のタイミング揃い綺麗だった。

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