10月中旬、GoToトラベルを利用し、1泊2日て京都の紅葉を見に行くことにした。今はコロナのために外国人が少ないので、落ちついた京都の街を楽しむには絶好のチャンスである。京都のどこに行こうか迷った挙句、例年なら人が多すぎて行く気がしない嵐山方面を選択した。今回は健康のためにもできる限り歩いて巡る嵐山・嵯峨野の旅をご紹介しよう。
紅葉とお寺巡り
渡月橋に近い天龍寺には大きな駐車場がある。お寺巡りはそこから始める事にした。天龍寺から化野念仏寺までは片道約3km、その間紅葉が綺麗なお寺、竹林、趣のあるお店、トロッコ電車などゆっくりと歩けば京都らしさをたっぷり味わうことが出来る。その中でも印象に残った箇所をいくつか紹介しよう。
- 天龍寺 : 世界遺産に登録されたお寺で、見所は何と言っても紅葉と曹源池庭園。流水が少ないので透明度が少ない池ではあるが、背後の山を活かした景観は見事である。
- 竹林 : 散策の途中に幾つもの竹林があり、そこを通りぬけて次のお寺に向かう。何とも京都・嵯峨野らしい風情が味わえる。観光用人力車や若い人の着物姿が、更に日本の古き良き情緒を醸し出してくれる。
- トロッコ嵐山: 保津峡沿いの景観を楽しめるトロッコ電車の始発駅がある。特に秋はトロッコ電車に揺られながら、ゆっくり紅葉をみられるので人気が高い。
- 常寂光寺: 小倉山の斜面に建てられたお寺で、山門から階段を上り仁王門さらに上って本堂に通じる。この階段両脇にはモミジが植えられ、秋になると深紅や黄色に染まる景観が美しい。境内の最高地点には展望台が設けられ、京都市内北部が一望できる。
- 祇王寺 : 平清盛が寵愛した祇王が失意のなか晩年を過ごした尼寺である。今でも静かな山麓の深い木々に包まれた庵を見ると、母と妹と三人でひっそりと暮らした様子が偲ばれるてならない。言わば悲恋の尼寺である。
- 化野念仏寺: 寺巡りの最終地で、千体の石仏が埋められた西院の河原・水子地蔵・六面六体地蔵など、無縁仏の供養がされている。
- 天龍寺の曽源池庭園
- 天龍寺小方丈の景観
- 嵯峨野らしい竹林
- トロッコ始発の嵐山駅
- 常寂光寺の山門
- 常寂光寺の展望台
- 散策途中の茶屋
- 散策途中のお土産店
- 祇王寺の入り口
- 祇王寺の庵のお庭
- 化野念仏寺の千体石仏
- 化野念仏寺の六面地蔵
GoTo トラベル/イートの利用
今回も宿泊はGoToトラベルが使える嵯峨広沢にあるホテルをネット予約した。交通手段は車なので嵯峨野の直近でなくても構わなかったが、比較的評価が高くリーズナブルな価格だった。実際に利用して見るとどの従業員も親切で感じ良く、朝食も京風定食で美味しく大満足だった。但し、今回も地域共通クーポンは電子クーポンで発行され、前回同様トラブルになってしまった。
1泊2日の食事のうち、1日目の夕食と2日目の昼食をGoToイートで利用することにした。夕食は京都通の知人のお勧めから選び、ネット検索してGoToイート対象だった京風会席をネット予約した。祇園の人気店の割には価格はそこそこ、料理の数は十二品でどれも美味しく大いに満足できた。昼食は嵐山~嵯峨野内で豆腐料理をネット検索した。残念ながらGoToイート対象には無かったが、地域共通クーポンが利用できるお店が幾つかあった。その中から嵐山の有名店を電話予約した。行って見るとお庭が目の当りにできる席に案内され、豆腐会席もまずまずで満足していた。ところが支払い時に電子クーポンを見せると、トラブルが多いので扱っていないとあっさり断られてしまった。それにしても電子クーポンとは全く相性がよくない。それでも嵐山のお土産店には電子クーポンが使えるお店があり、何とかお土産を買えたので救われた。
- 一品目
- 二品目
- 三品目
- 十品目
- 十一品目
- 十二品目
京都に行くと必ず立ち寄る場所がある。それは北野天満宮とその近くにある老舗豆腐屋さんである。いつもここで京風油揚げとお豆腐をお土産に買って帰るのである。これは京都に行った時の我が家のルーティーンになってしまっっている。やはり京都は見るも良し・食べるも良しの素晴らしい街である。

