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4年目の農業 ~栽培計画~

私の農業体験も今年で4年目に入る。この3年間の経験を踏まえ、今年はどんな計画で野菜を栽培するか考えてみた。昨年は、自家消費ご進物用を意識して栽培した。しかし、自家消費と思って初めて栽培したオクラが、寒冷地でありながらうまく栽培でき毎日大量に収穫できたのでフードロスがでてしまった。やはりご進物用を中心にする方がフードロスが少なくなるので、良いのではないかと考えている。今年も人気が高いご進物用野菜を中心に、適量の自家消費野菜も栽培することにした。今回は今年の栽培計画について紹介しよう。

栽培計画

私が借りている畑は茅野市の市民農園で、10mX10m(1アール)の休耕地を5年間使用できるものである。最初の年に7列の畝を作り、連作障害が起きないよう輪作をしてきた。輪作を容易にするため、できるだけ一畝一種類を基本に栽培して来た。今年植える野菜は来荘者に人気のあるもの、自分の好みのもの、スーパーで手に入り難いものを考慮し、以下の様に決めた。

  1. 自家消費用・・・ピーマン(5)、シシトウ(5)、パプリカ(5)、ミニトマト(5)、オクラ(1)
  2. ご進物用 ・・・トウモロコシ(0)、落花生(3)、茶豆(3)、ジャガイモ(3)、カボチャ(0)

※( )内は輪作年限

4年目ともなるとと栽培履歴を見ながら、連作障害が起きないようにどこに何を植えるか決めるのは結構ややこしくなる。そんな時に役立つ野菜が、連作可能なカボチャトウモロコシでどこにでも割り付け可能である。一方、輪作年限が最も長いのがピーマン、シシトウ、ミニトマトだが、これらは自家消費用なので苗は少しで一畝に集約することができる。残りは輪作年限3年だが、畝は6列(1列はラベンダーに固定)あるので、輪作年限の長いものから順に栽培履歴を見ながら割り付けて行くことができる。

 

もともと畝は7列あるが、第7畝には最初の年に多年草のラベンダーを植えてしまった。なので毎年割付できるのは残りの6列である。所がラベンダーは半分以上越年に失敗し、今では2株しか残っておらず空きがある。ただこの第7畝はこれまで土作りしてこなかったので、肥沃な土壌になっているとは言えない。そこで痩せた土地でも栽培容易と言われるサツマイモを今年は植えてみることにした。サツマイモは今年が初めての挑戦である。

種からか、苗からか

種蒔きから始めると育苗に手間がかかるので、苗を購入するのが楽ではあるが下手をすると費用が高くなる。例えば、トウモロコシは味を良くするため1株1本に間引きする。そうすると、苗の購入費用とスーパーでの最盛期のトウモロコシの値段と大差なくなってしまう。なので、家庭菜園と言えどもトウモロコシは種蒔きからするのが一般的である。これに対しミニトマトは、300円前後の苗1本で数百~千個の実がなるので、家庭菜園では気に入った苗を買ってきて育てるのが一般的である。またミニトマトほど品種の多い野菜はないであろう。即ち、一つの苗からの収穫量と苗の購入価格との関係で自ずとどちらから始めるかが決まって来る。

次に種から育てる場合でも、ポット蒔きしてある程度育苗して置いてから畑に移植する場合と、畑に直播する場合がある。昨年までは畑まで車で20分ほどかかるので、発芽状態を良く観察するためポット蒔きし簡易ビニールハウスで育苗していた。しかし、周りの畑を見ると直播している人が多いので、今年は全て直播してみることにした。但し、気温が高くなる5月中旬まで直播するのを待ち、蒔いた後もトンネルなどで保温することにした。直播したのは、トウモロコシ、落花生、茶豆、オクラである。ピーマン、シシトウ、パプリカ、ミニトマト、カボチャは、近くの農協で苗を購入し畑に移植した。農協に行くと色々な苗を販売しているので、見ているだけで楽しくなる。

今年の拘り野菜は、昨年思わぬ人気となった落花生である。何と言っても採りたてを塩茹でして食べるのが美味しい。そこで今年は種豆から拘ろうと、日本一の産地千葉県の種苗メーカーからネットで取り寄せた。落花生、オクラは高温を好むので途中までトンネル栽培する。茶豆は虫が付かないようこれもトンネル栽培することにした。最後に草取り作業の軽減を図るため、畝間の畔に防草シートを敷き詰めた。

これで準備万端、あとは天候に恵まれすくすくと成長してくれるのを願うばかりである。また昨年は台風が多く強風でトウモロコシと茶豆がやられ、半分以下の収穫に終わった。今年は土寄せなど細目に強風対策を行って、何とか豊作につなげていきたいものである。

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