BloomField Club ( Close Encounters of Healing )

サクランボの木を植えました

4月になってどんな苗が出荷されたか様子見に農協へ行ってきた。例年よりやや早めだが、ジャガイモ、レタス、キャベツ、ネギの苗が出そろっていた。その脇に幾つかの果樹の苗木が置いてあったので、何気なく説明札を読んでいた。そこで目に留まったのがサクランボである。サクランボは耐寒性落葉中高木と記されており、有名な産地は雪国の山形であることを思い出した。ふと蓼科高原でも育つのではと思うと、無性に栽培してみたくなってしまった。以前、ブルーベリーを栽培したが、実は出来たけれども結局は鹿の食害にやられ失敗した経験がある。今度こそ鹿対策をしっかりやって、高原での果樹栽培にチャレンジしてみようと思った次第である。

ナポレオンを植える

そこで、販売されていたサクランボの苗木を良く見ると、「紅さやか」と「ナポレオン」の2種類があった。実が大きく極上品種と書かれていたナポレオンを選択し、用土としてたい肥と小粒の赤玉土を購入した。早速、日当たりの良い平らな場所を選んで、植栽することにした。スコップで穴を掘ろうとするが、高原は溶岩台地なので掘るとすぐ岩にぶつかる。それでも何とか小さい岩は掘り返し、たい肥と赤玉土を混ぜ入れてナポレオンを植えることが出来た。次に厳重に鹿除けネットを設置した。鹿は足元にネットが絡むのを嫌がるらしいので、2重にして下にも垂らした。以前は、花壇と一緒に広めの区域に1.2m程度の鹿除けネットを張っていたので、ラクラク飛び越えられて花もブルーベリーも全て食べられてしまった。今回はサクランボの木だけを保護すればよいので、鹿が飛び越えて入る心配はない。先ずは木の周りを取り囲むように50㎝X50㎝程度に鹿除けネットを設置した。今後、木の成長の様子を見て、お金をかけずとも最適な防護を施して行くつもりである。

受粉樹として 紅さやか を植える

これで数年経てば立派なサクランボの実がなるものと思い、この日は植栽した達成感を味わっていた。ところがネットでサクランボの育成方法を調べていると、サクランボは自家不結実性であることが分かったのである。そう言えばブルーベリーも2種類植えた事を思い出した。逆に、トウモロコシは違う種類を隣接させないと言う事も思い出した。農協で2種類の苗木を売っていたのはそのためなのかと、今更ながら気づいたのである。そこで翌日、再度農協に出向いて「紅さやか」と用土と鹿防護用ネットを購入したのである。ただ、最初に植栽した場所が最も日当たりの良いど真ん中であり、4m離れた適切な場所がなかった。そこで、日当たりや岩の埋蔵具合を優先して2.5m程度の位置に2本目を植えることにした。成長して木が近すぎている場合は、何とか剪定で対応すれば良いと考えた。

これで花が咲き実がなるまでに3~4年くらいはかかるとの事。長い目でじっくり腰を据えて育てて行くことになる。まるで新型コロナへは長期戦で構えなければならないのと同じである。きっと山荘にサクランボの花が咲き実がなる頃には、コロナで落ち込んだ世界経済も再び上向いていることを期待しよう。

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