BloomField Club ( Close Encounters of Healing )

春なのに、まさかの大雪

新型コロナ対応で首都圏に緊急外出自粛要請が出される中、蓼科では南岸低気圧による大雪がもたらされた。今シーズンは暖冬で雪が少なかったが、ここへきて今年一番の大雪である。昨日までの暖かさが残ってはいたが、ぎりぎり零度まで気温が下がったためである。そろそろ夏用タイヤに替えようかと思っていた矢先の春の珍事だ。早速、買い物がてら雪景色を見て来たので紹介しよう。

山荘周辺の様子

深夜は雨だったが、夜明け前から雪に変わったようだ。朝起きて雪景色にビックリ、お昼近くには20㎝程度の積雪になっていた。ただ、春の雪なので湿って重く、踏むとシャーベット状になってゆく。ただ、これが意外と滑りやすいので要注意である。落葉した樹木にも雪が付き、真冬の樹氷を見ている様な景色である。除雪車が間に合わず道路もかなりの積雪があり、私の4WD車でもハンドルを取られてしまう。

茅野の市街地に買い物に行く途中、横谷観音の展望台に立寄った。1台も車が通ってなかったので、一番乗り特権で気持ちよく新雪の道路にくっきりと轍を作って展望台まで行った。ただ、視界が悪くなるほど雪が降っていたので、いつもの雄大な景色は望めなかったのは残念だった。積雪が20㎝以上超えると4WD車でもスタックし兼ねない場合がある。なので長居せず茅野市街に向かった。

 

不慣れな迷惑車両

買い物を終えメルヘン街道を上がって来ると、山麓の人気宿から宿泊客の車が出て来た。その車はハザードランプを点滅させながら、超スロースピードで恐る恐る下りて行った。恐らく不意の大雪に見舞われたノーマルタイヤの車と思われる。さらに高原を登って行くと、今度はSUV車が1台立ち往生してバックしようとしていた。路肩もなく左が崖で右が尾根の狭い道路を、何処までバックで下りて行く積もりだろうか。全く迷惑千万な車である。市街地から山麓周辺までは冠雪していたが、凍結はなく轍が出来ていてシャーベット状になっていた。この車もノーマルタイヤにも関わらず山を甘く見て無理して登って来て、遂に力尽きてスタックしたのではないかと思われた。山では標高が上がるにつれ気温は下がり、道路状況はどんどん変わってくる。立ち往生していた場所は尾根の北側に位置する道路だったので、なおさら凍結し易い所だった。不慣れな観光客には、過信せず引き返す勇気も持って欲しいものである。

さらにメルヘン街道を登って行くと、倒木で道路が完全に塞がれていた。1時間前に通った時には倒れてなかったが、湿った雪の重みに耐えかねて運悪く道路側に倒れ、反対側のガードレールに乗っかり道を塞いでしまった。その先に下り車線に2台の車が止まっていたが、彼らはこの先どうする積りなのだろうか。私は倒木の直前に脇道があったので、そこから蓼科ビレッジ内に入って難なく迂回することができた。ただ、この脇道は車が殆ど走っていないのとかなりの積雪で走り難くなっていた。恐らく車高が低い2WD車ではスタッドレスを履いていても、途中でスタックし兼ねないだろう。やはり、山では車高が高く且つ4WD車であるのがベストだと改めて思った。

たまたま3つのトラブルに遭遇し、(自分も含めてだが)日本人のリスク管理の意識の低さを感じた。今の新型コロナ対応もこれでは困る。もっと危機意識を持って大胆に先手を打つ方が、結果的に最少被害に抑えられるのではないかと感じるのであった。

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2 thoughts on “春なのに、まさかの大雪

  1. やまもと

    マラソン走れなくて残念でしたね。
    昨日の雪は、東京でも結構積もりました。私のむささび工房も暖房の効きが悪く,震えながら作業していました。最近、昔のラジオ少年の心がよみがえり、真空管ラジオを作ったりして楽しんでいます。やすいデジタルオシロを入手しました。

    1. tak23 Post author

      真空管ラジオですか。部品を探すなら秋葉原なのかな?
      でも今は新型コロナのため、おいそれとは出かけられないですね。

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