BloomField Club ( Close Encounters of Healing )

信州花フェスタ2019

GWの後半は、久しぶりに夫婦水入らずで花でも見ようかと出かけてみた。一つ目は蓼科にあるトヨタが建立した聖光寺、二つ目は松本で開催されている信州花フェスタである。

  • 聖光寺の桜・・・毎年GWに満開になる信州でも遅咲きの桜
  • 信州花フェスタ・・・松本空港をメイン会場とした花の祭典

聖光寺の桜はちょうど満開で見頃であった。いつも空っぽの駐車場もこの時ばかりは満車で交通整理がされている。信州でも最も遅いソメイヨシノの満開が、GW中に見られることで有名になった。しかし、この日は快晴から急きょ雷雲が出てきて雨も降って来た。あいにくの天気急変で写真写りも悪くゆっくり鑑賞できなかった。

一方、信州花フェスタは想像以上の人出に驚いたが、内容は期待以上で素晴らしい催しであった。そこで今回は、この花フェスタについて少し詳しく紹介しよう。

開催場所はスカイパーク

開催場所は松本空港にあるスカイパークである。駐車場が足りないくらいの人出があっても、大芝生広場に臨時駐車場を設置し受け入れることができる。このような応用を利かせられる点が、やはり田舎の大空港の利点でもある。花フェスタ会場でなくとも公園を散歩するだけでも心地よい場所なので、一度は訪れて見たい場所である。歩き疲れたら空港で飛行機やヘリコプターを眺めるのも良い。FDAの飛行機はカラフルなので子供に人気がある。花フェスタの会場はスカイパーク内のやまびこホール周辺に設けられている。ここは、アルプスが展望できる芝生の丘から、大きな樹木が立ち並ぶ林、室内展示が出来るドームと多種多様である。今年の会場はうまくそれらの特徴を捉え工夫した多種多様なセッティングがされ、心地よい空間が創出されていた。

趣向を凝らした展示

今回、あまり期待せず出かけたが、現地へ行って見て趣向を凝らした展示に思わず感動してしまった。自分で野菜作りや花の栽培を趣味でやっているが、植物を扱うのは如何に大変な事かを身に染みて感じている。恐らくGWに照準を合わせ、綿密に計画して栽培されたものと思われる。それだけに展示の出来上がりは素晴らしく、展示者の方々の苦労や努力が実を結んだイベントであった。その中で幾つか私が素敵だなと感じたものを掲載する。

  1. 出会いの広場の花壇・・・既存の大きな樹木の周囲に少し大きめの木枠で花壇を作り、チューリップをベースとした色とりどりの花が来訪者を出迎えてくれる。花壇中心の大木と、木漏れ日が当たる可憐な花のコントラストが美しかった。
  2. 北アルプスと花の丘・・・松本空港ビル北側の展望台の東面を、芝生の丘から花の丘に変えた。普段はアルプスの見える空港だが、この日はアルプスと花と飛行機が競演する光景が珍しく見応えがあった。
  3. あそびの森・・・展望台の東に広がる赤松林の中に、色とりどりのチューリップを幾つもの縞模様に植えた花壇が作られていた。この花々に大きな木々からの木漏れ日が当たると、その陰影がさらに花壇の味わいを増幅してくれる。林の中で木漏れ日が当たった花壇が、何と趣きがあることか初めて知った。チューリップは、輝く太陽の真下にあるよりも涼しげで快適な林の中にある方が、ずっと趣があって色も鮮やに見える。

この信州花フェスタは、GWだけでなく6月中旬まで開催されている。会場には松本空港だけでなく数か所にサブ会場があるようだ。今回まだ見学してないがアルプスあずみ野公園にもサブ会場があり、500万本もの菜の花とアルプスが眺望できる。毎年開催されている様なので、来年ももう一度訪れて見ようと思った次第である。

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