BloomField Club ( Close Encounters of Healing )

コロナ禍の冬 ~新たな蓼科生活~

今年の冬はコロナ禍のため、例年と違って主に名古屋での巣篭もり生活を余儀なくされた。名古屋では感染機会が殆ど無い生活だが、万が一にも長野にコロナを持ち込んではならないと考え、2泊3日の短期滞在で過ごしていた。それでも数回の蓼科訪問機会があり、それなりに蓼科の冬を過ごせたお陰で新たな発見もあった。今回はそれらについて紹介しよう。

孫とのふれあいスキー

我が家はスキー大好き家族だったお陰で、孫たちも幼稚園に入るとスキーを楽しむようになった。長男家族の方は昨年は雪遊び中心だったが、今年は早くも一人滑りができるようになった。小1男子の方はボーゲンながら中級コースでもどんどん降りて行ってしまう。年中女子の方はパパのサポートが取れて一人で滑れるようになった。我々高年者がいつまで滑れるか気にする一方で子供は見る見る上達していく。

次男家族の方は孫も小学校高学年になったので、大人顔負けの滑りができるようになった。バランス感覚や身体の俊敏性ではもう叶う筈は無く、我々が滑れないようなコブコブのコースも平気で滑り下りて行く。我々が転倒しようものなら、「大丈夫?」と直ぐに駆け寄って助けられる側になってしまった。このようにスキーは我が家の共通の趣味であり、孫との大事なコミュニケーション機会ともなっている。今後も蓼科生活をベースに、体力の続く限りスキーを続けて行きたいものである。

きぼうを見よう

2月になって友人から国際宇宙船の「きぼう」を見るための情報サイト「#きぼう見よう」を教えてもらった。そのサイトでは、観測地点における良く見える日の情報や、その地点での 見え始めから終わりまでの時間・方位・仰角が検索できる。即ち観測場所(地名や緯度・経度)から、何日の何時にはどの位置に見えるかが分かる。最初、名古屋で観測した時には天候が悪く雲がかかって見えなかった。そこで、蓼科にスキーに行った際、観測しカメラに収めて見ようと考えた。

KIBO宇宙放送局によると蓼科にスキーに行く2/20と2/28が絶好の観測日だと分かった。そこで2/20は山荘近くで観測したが、発見が遅かったのとカメラの準備不足で上手く撮影出来なかった。次の2/28はGPV気象予報によれば、観測場所を蓼科高原より南にしないと雲にかかる恐れがある事が分かった。そこで、朝4時に車で八ヶ岳山麓まで降り、エコーラインを南下して観測場所を探すことにした。ちょうど原村手前の畑の中に観測に適切な場所が見つかったので、そこに陣取って撮影準備した。周囲の人家や車のライトの影響が少なく、宇宙船の軌道上の雲も気にならなかった。しかし撮影は半分失敗、半分成功だった。失敗と言うのは、宇宙船が自分の方に向かってくる時は移動量が少ないので見逃してしまった事。最接近した時点でやっと気付き、急遽カメラ位置を変えて何とか遠ざかる所を追跡撮影した。これは前回2/20の経験が生きたと言う事だ。これからも月に数回はチャンスがあるので、蓼科での夜の楽しみがまた一つ増えたと言える。

南岸低気圧による景観変化

3月中旬になって山荘の様子見と電気工事のため蓼科に出かけた。その時たまたま冬の終わりに良くある南岸低気圧のお陰で思わぬ雪景色が見られた。今回はその様子を紹介しよう。

日本の冬の終わりを告げるのは春一番である。時にこの頃の低気圧が本州の南岸沿いを通る際、ドカ雪になる事がよくある。今回は平野部では雨だったが、標高の高い蓼科高原では雪になり一夜にして雪景色に変わった。また気温がそれほど下がらなかったので、翌朝は濃霧になり厳冬期には見られない雪景色と霧のコラボに遭遇した。それが午後には小雨に変わり翌朝までには雪景色が消え、朝になると明るく陽気な春の陽射しが降り注ぎアルプスの山々を明るく照らしていた。この南岸低気圧後の快晴が、雪を抱いたアルプスが最も綺麗に見える時である。今回は単なる工事立ち会いだったが、天候に恵まれ冬の終わりの蓼科を存分に味わう事が出来た。

 

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