BloomField Club ( Close Encounters of Healing )

春近い諏訪湖1周ランにチャレンジ

3月下旬ともなると三寒四温が徐々に進み、春近しと思われる日が多くなってきた。そろそろ、登山シーズン開幕に向け体力を付けなければと思い始めたのである。今年の12月~1月は帰名が多く、ホームグランドにしている山崎川ラン8Kmを週一ペースでしていた。ところが2月~3月にかけ蓼科生活が増えるにつれ、スノートレッキングは時々するものの運動不足が否めなくなってしまった。そんな折、東京マラソンでノーベル賞受賞者の山中教授が3時間半で完走した。これに触発され、私もまたランニングをしっかりやってみようと思い立ち、諏訪湖1周ラン16Kmにチャレンジしたのである。

諏訪湖の周回ロードとは

諏訪湖は諏訪市、下諏訪町、岡谷市の3市町村に囲まれている。これら3市町村が協力して諏訪湖周辺の環境整備をしており、その一つが諏訪湖周回のジョギングロードである。私のホームグランドの山崎川沿いコースは約8Kmであるが、諏訪湖周回は16Kmと倍の距離がある。しかもショートカットできないので、スタートしたら走ろうが歩こうが16Km前進あるのみだ。だからこそ覚悟を決めて臨まざるを得ないので、練習に向いた環境なのかもしれない。また、広々とした湖面や周囲の山々など景観は抜群で、1周歩くだけでも楽しめるコースである。

周回ジョギングロードは全体が4区間に分かれている。諏訪湖は湖の形が四角形で且つ1辺が約4Kmである。なので、ちょうど各区間が四角形の1辺に重なるように整備されている。

  1. 第1区間(湖の北東):諏訪市・湖畔公園~岡谷市・みずべ公園
  2. 第2区間(湖の北西):岡谷市・みずべ公園~岡谷市・湖畔公園
  3. 第3区間(湖の南西):岡谷市・湖畔公園~SUWAガラスの里
  4. 第4区間(湖の南東):SUWAガラスの里~諏訪市・湖畔公園

また、このコースの特徴は湖岸なので起伏が少ない事、コースにはゴムチップを敷き詰めランニング専用ロードになっている事である。今でも、ジョギングロードと自転車ロードの分離など、さらなる改良整備も続けられている。蓼科からは少し遠くてもランナーに優しいコースなので、ここまで来て走る価値を大いに感じる。

各区間の紹介

今回は、スタートはいつものように駐車場の広い諏訪市・湖畔公園としたが、周回方向を時計回りとした。即ち、諏訪市・湖畔公園からSUWAガラスに向け走り出し、釜口水門、みずべ公園を通って湖畔公園に戻った。何故ならこの日は強風だったので、体力のあるうちに風の強い第3区間を通り抜けたかったからである。

第4区間:湖畔公園からSUWAガラスに向かう南東の湖岸は、周囲に遮るものが無いので風が吹き晒す区間である。走って見て、風が強く走り難かったが陽射しが強かったので、ペースは落ちたものの体温を奪われずに済んだ。御神渡りの下りますを過ぎた辺りで約3Kmとなり、身体が走ることに慣れ調子が上がって来る。

第3区間:南西の湖岸は、周囲に人家や建物が少なく一見寂しく思える反面、八ヶ岳が見える最も景観の良い区間でもある。わかさぎ漁で有名な民宿みなとがあり、漁港も数か所ある。御神渡りができた昨年は、この湖岸近くで氷が割れせり上がる御神渡り現象が肉眼で見られた。例年、この近くに御神渡りができるようだ。

第2区間:北西の湖岸は岡谷市の中心街にも近く、ウォーキングや散歩している人も多い区間である。天気が良ければ、八ヶ岳と南アルプスの間に富士山が望める区間でもある。また、湖の反対側に諏訪湖温泉街が見えるので、背後の八ヶ岳も含めて最も諏訪湖らしい風景なのではないかと思われる。また、ほぼ中間辺りに水鳥が集まる河口があり、冬になるとコハクチョウが飛来する。

第1区間:この区間は、最も賑やかな湖岸通りがすぐ脇を走っている。美術館やレストランやホテルが立ち並ぶ。観光客が集まる場所なので、スワンの遊覧船乗り場もある。広々とした湖畔公園はよく整備されており、市民だけでなく観光客の憩いの場ともなっている。お盆の時期にはこの湖岸沖で諏訪湖大花火大会が催され、最後の出し物は湖上に繰り広げられる壮大な花火のナイアガラである。

 

今回、久し振りの16Km を難なく走り終えることができたが、膝や腰への負担がおおきかったのは否めない。毎週は来れないかも知れないが、蓼科生活をしていれば少なくとも月1回くらいは諏訪湖1周ランができそうだ、と改めて思った次第である。今年は頑張って諏訪湖を走って見よう!

 

 

FavoriteLoadingAdd to favorites

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください