BloomField Club ( Close Encounters of Healing )

ビーナスライン冬の風物詩 ~霧氷の高原~

12月中旬、車山にスノートレッキングに出かけようと、早朝に山荘を出発した。ビーナスラインを走って行くと、行く手の北横岳や蓼科山が霧氷に包まれているのが分かった。そこで、いつものように女の神展望台に車を停め、高原の様子を眺めてみた。

この日は高原全体ではなく標高1700m位より高い位置に霧氷ができていた。この付近の高原はカラマツ、白樺、ダケカンバなど落葉樹が多く、これに霧氷が出来ると高原全体が白く輝き美しい幻想的な姿になる。これはこの時期ビーナスライン沿いで良く見られる光景である。でも、陽が高く登ると次第に霧氷が解けて消えてしまうので、早朝にしか見られない現象である。特に女の神展望台からは、ピラタス周辺の高原が間近に見られる。高原全体が霧氷に包まれて佇む景観は、蓼科の冬の風物詩のようなもので良く見かける。この日は蓼科登山口の駐車場からも、八ヶ岳ブルーの青い空をバックに美しい樹氷が見られた。

さらにビーナスラインを進み車山スキー場を過ぎた辺りから、綺麗な霧氷の光景が目に飛び込んできた。八ヶ岳ブルーと言われる空の青さ、朝陽が当たった樹氷の白さに加え、枯草が黄金に輝いて見事な景観を作り出してくれていた。思わずここでも車を駐車場に停め、今しか見られない景色をカメラに収めていた。

八ヶ岳周辺の高原は落葉樹が多いので、このような綺麗な霧氷が間近に見られる機会が多い。晩秋の雲海が終わると、更に冷え込みが厳しくなる。そんな日の早朝にビーナスラインを走ると普段とは違う光景を目にするかも知れない。これも気候が厳しいから成せるワザであり、蓼科生活をしているからこそ味わえるものであろう。

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