BloomField Club ( Close Encounters of Healing )

新緑の八ヶ岳山麓で新発見

 

5月中旬、雲一つない晴天に誘われてエコーラインをぶらっとドライブして来た。ちょっと前まで桜を追いかけてあちらこちら出かけた時は、周辺の景色はほとんど枯木と針葉樹のまだら模様であった。ところがこの日、枯木は黄緑色に変わっていて山麓は既に新緑の季節を迎えていた。私の目には、明らかに山容が一変したかのように見え、これまで気づかなかった素晴らしい景観に新たに触れることができたのである。その幾つかを紹介しよう。

最初に訪れたのは、富士見パノラマ・リゾートである。山小屋BFCのバルコニー正面に、このスキー場のゲレンデが見える。半月前にはまだ、ゲレンデの白い雪がバルコニーから見えていたところである。この辺りの畑から雄大な八ヶ岳が見える。すっかり緑に覆われて山麓が森に覆われた様子が見て取れる。

 

次に気づいたのは、ズームラインから見る八ヶ岳である。ちょっと畑の中に入って行くと、麦が栽培されている畑が散見された。夏は米や蕎麦を栽培していた地域である。まだ青々した麦が風にゆれ、その麦畑越しに見る八ヶ岳は初めてである。麦の青さがこれまでの景観とは違う趣を見せてくれている。現地のリアリティーさが伝われば嬉しいと思い、麦がゆれる姿をタイムラプス映像にしてみた。

もう直ぐ田植えを始めるのか、所どころ田んぼに水を張ってある場所がある。良く見ると八ヶ岳が綺麗に水面に映っている。そこを切り取って撮影すると、あたかも湖に写る八ヶ岳に見えてくるのである。農道脇にはツツジが満開になり春に彩を添えている。

最後は、茅野市泉野を跨ぐようにかかるエコーライン上のつきのき大橋である。陸橋の高さは分からないが、見晴らし台の役目を果たしており、この辺りからの眺めは素晴しく絵になる景色である。この日は遥か彼方の穂高連峰がくっきりと見えたのである。そこから少し目を右に向けると車山が見える。さらに穂高連峰と反対方向に目を向けると八ヶ岳が真近に迫って来る。それぞれ背景になる山々が春夏秋冬の趣きを見せてくれる景観の素晴らしい場所である。エコーラインを走っていると他にも素晴らしい景観が見られる。ここは走っているだけで心癒される景観が見られるシ―ニック・ロードである。

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