BloomField Club ( Close Encounters of Healing )

旬の食材で春を味わう

そろそろ「あさが来た」も終盤を迎え、次のドラマが話題になり始めると、ここ蓼科にも春がやって来る。いや、今年はもうすっかり春らしくなっている。鍋物にも飽きが来て何かないかと思っていたら、「あさイチ」で夢の3シェフが真鯛料理をやってくれた。在宅時には欠かさずこの二つの番組を見るのが、私のルーティーンである。時々、あさイチは蓼科生活に役立つ情報を提供してくれる。

夢の3シェフとは、イタリアンのマリオ・フリットリ、中華の井桁良樹、日本料理の橋本幹造である。このコーナーは、同じ食材を3人3色で料理を紹介するものだが、今回は圧倒的にマリオのレシピが素晴しかった。実に私でも簡単・美味しいイタリアンが作れそうと思わせてくれるものであった。しかも真鯛以外にも菜の花やあさりなど、春の旬の食材を利用している点が良い。早速作ってみようと山小屋BFC近くのスーパに行ったが、肝心の真鯛がない、ローズマリーがないのである。やはりここではお洒落な食材は簡単に手に入らないのか。仕方なく帰名した際にトライすることにした。初めてにしては何の問題もなく本格イタリアンが簡単に作れ美味しかった。ちなみに写真の左は家内作のラタトゥイユであるが、これも簡単で手がかからない逸品であった。案外、イタリアンは簡単に調理できて且つ美味しいと見直したのである。

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この真鯛のソテーには、他の魚にも応用ができる。ポイントは、如何に皮をカリッと焼いて皮ごと美味しく食べられるようにするかであると思う。また、マリオのレシピには無かったが、真鯛のソテーを食べた後の残り汁が利用できる。ちょうど鍋のシメに食べる雑炊やうどんのような位置づけで、ご飯を入れて粉チーズを掛けるとリゾット風になる。家内のアイデアによるものだが、これが実にうまい。魚介や野菜のうまみを凝縮したスープ味の絶品である。

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旬の食材の菜の花は一袋買ってくるので、どうしても残ってしまう。あさりは残っても、味噌汁や、酒蒸しや、パスタなど幾らでも応用ができる。ところが、菜の花はあまり使ったことがなかったので、ネットで2~3応用料理を探し試してみることにした。そこで選んだのが、「菜の花のわさびマヨ和え」と「菜の花とベーコンのガーリックライス」である。一つ目は、からしではなくわさびを使うので和食の付け合わせになる。あさりの味噌汁も作れば、春の旬の食材を利用した二品を加えた立派な朝食になるのである。二つ目は、イタリアン風チャーハンなのでランチに最適である。但し、ランチとなるとガーリックを多用できないので、アレンジしてジャコと卵で味を補ってみた。これで晩飯、朝食、昼飯に菜の花を使うので、独り住まいでも一袋の菜の花をあっと言う間に使いきることができるのである。

お料理も、自分の思ったようにできると結構楽しいものである。3人の中ではマリオさんの簡単・美味しいと思わせる説明のうまさと、食欲をそそる出来栄えに作って食べたいと言う気持ちが湧いたのである。今回は、夢の3シェフがきっかけであったが、食べてみたいと思うことが先ず重要だと改めて思った。

 

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