BloomField Club ( Close Encounters of Healing )

山荘開きに向けての準備

先日来からの農園開き・山開きに続く山荘開きとでも言うか、GWからの訪問者受け入れ準備をした。準備と言ってもやることは主に次の3つである。

  1. 冬支度の終了
  2. バルコニーの定期塗装
  3. 花の鉢植え栽培

長い冬が終わり草木が芽吹き、蓼科高原にも過ごし易い季節が訪れる。冬場は足が遠のいていた友人・知人も、GW過ぎる頃から訪問者が多くなる。蓼科生活も今年で4シーズン目に入るが、これまで思い付きでやって来た事が、徐々に要領を得て来たように思っている。今回はその観点で、山荘開きの準備として整理してみた。

冬支度の終了

蓼科生活での冬仕様と夏仕様の違いの最大のポイントは、凍結対策と常時暖房の要否である。即ち、凍結の心配が要らなくなり、暖房は朝夜だけで過ごせるようになるタイミングで夏仕様に切り替えることになる。そうなれば上水道の凍結防止用ヒーターを停めることができ、ヒーターの電気代数千円/月が要らなくなる。また、室内の凍結防止のため夜中もストーブ付けっ放しも必要なくなり、灯油代も3割以下に押さえられる。そのためには室内外の気温を常時把握しておく必要があり、台所に室内外用デジタル温度計を設置した。お陰で朝起きると先ずこの温度計を見るのが、私の習慣になってしまった。朝起きた時、外気温が零下でない日が続けば、凍結の心配は要らなくなる。これはおおよそメルヘン街道の冬期通行止めが、解除されるタイミングに近い。そこで経験に基づく私の結論は、凍結防止はメルヘン街道の冬期通行止め期間に合わせると言う事である。

上記に合わせて、炬燵をしまったり、寝具や敷物類を変える。また冬期閉めっ放しの雨戸も、常時開放にするか、朝晩開け閉めするかの運用に変える。雨戸を開けてカーテンにしておくことで、日の出とともに清々しい朝の目覚めができるようになる。また、バルコニーでいつでもBBQができるよう、炭・網・紙プラ食器などの備品を揃えておくことも忘れてはならない。スタッドレスタイヤをこれより少し早目に交換したり、玄関に置いていたスキー板をゴルフバッグと入れ替えるなど結構やることは尽きない。

バルコニーの定期塗装

山荘のバルコニーは木製なので、定期的に防水防腐塗装をする必要がある。これを怠ると木の腐食が進み、あっと言う間に使えなくなってしまう。山荘を建てた工務店に聞いたところ、油性のキシラデコールを少なくとも2年に1回塗った方が良いと勧められた。キシラデコールは油性のため乾きが遅いうえに最低2度塗りが必要と言われている。そのため数日間 雨が降らないようなタイミングを選ばなければならない。そこでお得意の天気予報アプリを駆使しながら、自分で天気を予測し実施日を決める。今年は農作業と重なってしまい、朝一番でバルコニーを塗装しておいてから畑に出かけるなど、大工仕事と農作業の掛け持ちでやや体力的にはきつかった。

それでも塗装前後で比較してみると、明らかに防水性が違うことが分かった。木材は水が浸透することによって腐食し強度が弱くなる。下手をすれば、腐った板を踏み抜いてしまい事故が起きてしまう可能性もある。私の山荘のバルコニーもかなり傷みが酷くなってきたが、今のところ板が抜けそうなほど腐っている箇所はない。但し、玄関先のアプローチデッキは、移住時3分の1くらいが腐っており、足で踏み抜きそうになったことが2・3回あった。既に危ないところは板を張り替えた。これら塗装も板の張替も、基本はDIYである。これも都会のマンション生活で味わえなかったが、私にとっての蓼科生活の楽しみの一つでもある。また、自前でやるからこそ愛着持って大事に使うと言う気持ちにもなると考えている。

花の鉢植え栽培

3年前蓼科に移住した際、山荘にBloofield Clubと言う花溢れると言うイメージの名前を付けた。蓼科には有名なバラクライングリッシュ・ガーデン(標高1000m)があるので、山荘でも花を栽培できるのではないかと思い試してみた。耐寒性のある多年草、ブルーベリー、ハーブなど色々トライしたが、うまく冬越し出来ない。あるいは折角冬越ししても、結局は鹿にやられてしまった。やはり標高が1560mと高く鹿対策が大変なため諦めてしまった。

そこで、プランターや鉢植えで花を育てる方法に切り替えることにした。しかし、それでも平地より気温が低いため、農協(標高900m)に出荷される時期が山荘にとっては半月から1か月ほど早過ぎるものが多い。従って購入して直ぐ鉢植えても、うまく成育せずダメになってしまったものもあった。特に苗がまだ小さいものや温暖系のものは難しい。

これまでの経験上、最も間違いないのはビオラやパンジーなど、もともと寒さに強い花である。最近は原村など山麓の農家で開発した品種や、ある程度成育し大きくなっている株の花は何とかもってくれる。また昨年、野菜の種蒔き用に簡易ビニール温室を買ったので、それも利用している。購入した花を1か月ほど簡易ビニール温室で育ててから、鉢やプランターに植え替えるなど工夫をしている。まだトライ&エラーではあるが、その名の通り花溢れる山荘にしたいと思っている。

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