今年の梅雨ははっきりしないまま、6月も下旬になってしまった。そろそろ車山のレンゲツツジが開花している頃と思い、梅雨の晴れ間を待って車山に出かけたのである。平日にも関わらず車山肩の駐車場には、観光バス3台と他府県の乗用車が8割ほど停車する賑わいであった。期待に胸を膨らませ、先ずは車山湿原を目指して歩きだした。遊歩道の入り口あたりから車山山頂方向の山側には、三分咲き程度でレンゲツツジは咲いていたが、湿原側はまだ蕾が膨らむレベルであった。
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- 遊歩道から山頂の気象レーダーを見上げる
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- 乗越方面への遊歩道では殆ど開花してない
今年は雪も多く低気温や乾燥が激しいなどの影響なのか、1週間ほど遅れているようだ。そこで、湿原を諦め霧ヶ峰方面の丘へ行って見ることにした。そこはちょうど満開近しと言った状態で高原に広がる見事なレンゲツツジを見ることができたのである。しかも、レンゲツツジはその毒性のため鹿に食べられないため、電気柵で守られたニッコウキスゲと違って高原の至る所で咲き誇っている。また霞がかかってややクリアーさには欠けるものの、レンゲツツジの背景には八ヶ岳やアルプスの山々など雄大な景色が見られ、その非日常の心癒される光景は見応えがある。
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- 南アルプスを背景に咲き誇るレンゲツツジ
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- 霧ヶ峰方面に続く遊歩道
こんな景色を思い立てば直ぐに見られる場所で生活できていることに、改めて感謝の気持ちが湧いて来るのである。そんな私の感じた情感を少しでもリアルに皆さんに伝えたく、写真を動画に編集したのでご覧頂きたい。
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