この冬2回目のスノーシュートレッキングに八島湿原へ行ってきた。当初、八島湿原から物見岩、蝶々深山、車山湿原、沢渡を経由してぐるっと一周回るつもりであった。ところが物見岩の山頂手前でトレースが消えてしまい、ところどころスノーシューでも雪に嵌ってしまう事になったのである。そこで今回は無理せず、物見岩の山頂で早目の昼食を取ってUターンすることにした。たとえ晴天で初心者でも登れる山であっても、やはり単独登山では無理は禁物である。
この日は、満を持しただけあって雲一つない快晴であった。しかし、全く雲がないとタイムラプスには向いてないのである。雲の動きが、リアリティーや臨場感を沸かせてくれるのに、これがなければ1枚の写真と変わらない。そこで、テクテク動画を中心にタイムラプス動画を撮影することにした。
そこで、今回のルートと歩く上で感じた注意事項を以下にまとめてみよう。
今回のルート
今回、当初は八島湿原から車山湿原まで一周するつもりであったため、出発・ゴール地点を沢渡にするつもりで出かけた。しかし行ってみると沢渡には駐車スペースがなく、殆ど人が来ないので路上駐車もできないことはなかったが、万が一迷惑車両になってはいけないので八島湿原を出発地にすることにした。結局、蝶々深山など車山湿原の奥深くにはトレースが無くUターンしたことから考えれば、これが正解であった。
八島から車山にかけて夏場は人気のハイキング・コースだが、冬場にトレッキングする人は少なく、しっかりしたトレースが付いてないことが多い。昨年も沢渡から蝶々深山目指してスノートレッキングしたが、途中でトレースが消え新雪に嵌ってスノーシューを壊すと言う災難があった。これは「初めてのスノーシューで車山湿原をゆく」に紹介したとおりである。そこで、今回は八島湿原から物見岩、さらに蝶々深山を目指すが、トレースが無くなれば断念して引き返すことにしたのである。
歩き方の注意事項
先ず、雪道を歩くときは雪の下がどうなっているかを良く考える必要がある。トレースがしっかり付いていれば、踏み固められているので余程の新雪でない限り雪に嵌ることはない。しかし、トレースがはっきりしないところは、要注意である。八島湿原の遊歩道は、多くの部分が木道でできている。しかも、すれ違い易いように細い2本の木道になっている。従って、真ん中を歩くと湿原の中に踏み外すことがある。今回、注意してはいたものの2度も踏み外してしまったが、幸い大事には至らなかった。
- 2本の木道(真ん中がやや凹んでいる)
- 1本の木道(トレースが真ん中にある)
- 2本の木道(湿地上のため高さ数十センチ)
- 1本の木道(草木保護で深くはない)
トレースが不明瞭で積雪が多くなると、夏場なら一目瞭然の登山道が全く分からなくなる。僅かにロープなどが見えていれば良いが、そうでなければ道なき道を歩くことになる。この場合、下が草原だと所どころ吹き溜まりになっていて、嵌ると思わぬ雪の深さに立ち上がれなくなることもある。できる限り草が見えている所ではなく岩が見えている所、盛り上がっている所でなく凹んでいる所を歩いた方が良い。草の上は植物保護のため歩かないように登山道はできているので、その脇の草が見えてないところが恐らく登山道である。今回は目的地まで見通しが利いたから良いが、そうでなければ諦めてUターンするのがベストである。
- ロープを跨ぎ登山道から外れたトレース
- 登山道を想像しながら自分で付けたトレース
また、雪に嵌っても姿勢を崩さないように、いつ嵌るか分からないと用心しながら歩くことも重要である。もし倒れて仰向けにでもなってしまうと、フカフカの雪の中では抜け出すのが大変である。下手をすれば自力では難しい場合もあるかもしれない。今回は、スノーシューを履いていても膝上ももの辺りまで嵌ったことがあったが、姿勢が崩れてなかったので直ぐに脱出できた。雪の固さや深さは上から見ただけでは分からないので、「雪は決して侮ってはならない」とは私の体験上からの反省である。
スノーシューで雪山を歩くことは素晴らしい景色が見られる喜びよりも、この誰も踏み込まないような雪の中をここまで来られたんだと言う達成感の方が大きいかもしれない。実に爽快なのである。このように細心の注意を払って物見岩まで往復して来た様子を、タイムラプス動画に編集したので最後に掲載しておこう。

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