BloomField Club ( Close Encounters of Healing )

私にとっての最高峰、硫黄岳2760mに挑戦

これまで登った山で最高峰は天狗岳の2646mであった。今回はそれよりさらに100m高い硫黄岳2760mに挑戦したのである。登山口の標高はどちらも約1900mなので、標高差でみても746mと860m、やはり100mの差があった。ところがいざ登って見ると、走行距離/時間は8Km/6h44mと9.5Km/5h18mで、硫黄岳の方がかなりのハイペースで登山できたと言うことになる。即ち、硫黄岳は意外に登り易い山なのである。

今回のルートは、桜平~夏沢峠~硫黄岳~赤岩の頭~桜平とした。最初、夏沢鉱泉までは許可車両が通れる林道で歩き易い。オーレン小屋までも登山道の整備が良く、上りもそれほどきつくなく適度な登りである。実際、途中で中学生の団体の下山に遭遇した。オーレン小屋泊りだったようだが、100人以上の生徒が連なっていたので授業の一環なのだと思われた。オーレン小屋までは誰でも登れるルートと言って良いだろう。

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本格的な登山は、オーレン小屋からの周回ルートの部分になる。コース紹介も兼ねて全体のルートと景色を動画に編集したので、先ずはそれを掲載しておこう。今回は、詳細や感想を後段で記述することにする。

 

登山に慣れてきたせいか、夏沢峠までの樹林帯はさほどきつい登りではなく、夏沢峠からの尾根沿いルートが如何にも八ヶ岳らしい。北八ヶ岳に比べると荒々しい山肌や岩場を登るので、登り応えがある。特に、樹林帯を抜けると左は爆裂火口壁の断崖絶壁、右は緑鮮やかな樹林地帯を眼下に見ながら登ることになり爽快な気分になる。岩場に来ると、頂上に繋がる7つのケルンが現れたので、それを数えながら登ることにした。これが意外に励みになって、あと二つ、あと一つと数えているうちに、思ったより早く頂上に到着できたのである。頂上に立つと、先日登った天狗岳が眼下に見え、今日は私の最高峰登頂であることを実感したのである。しかし山頂は広い台地のようになっているので、ここが頂上という感じはしない山頂である。

山頂で天気の様子を見ながら昼食を取り、同時に赤岳方面のタイムラプス撮影をした。あっと言う間に雲がかかって、期待した眺望はダメかと思っていると、また晴れてきた。やはり山の天気は変わり易い。思った構図のいい写真が沢山撮れたので、天気に恵まれている間に下山することにした。ほぼ長野県警に提出した登山計画書通りの行程になったのである。

今回の硫黄岳制覇で、また赤岳登頂に一歩近づいた。何とか今年中に赤岳チャレンジをしてみたいとの思いがますます強くなって来た。今日も晴天に恵まれ無事下山できたことに感謝しつつ、山小屋BFCへの帰路についたのである。

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