BloomField Club ( Close Encounters of Healing )

立地条件

私は不動産のプロではないので、このBFCを選んだ時の経験から参考になりそうな点に重きを置いて紹介する。

当然のことだが、どれくらいの利用頻度でどんな目的で利用するかで異なる。私の場合は、定住まではしないが、セカンドライフを自然の中でシーズン通して楽しみたいと考えたのである。その時の条件は大まかに次の3つくらいであった。

  1. 自宅(名古屋)から車で半日以内で行ける場所
  2. アルプスなど素晴らしい風景が見られる場所
  3. 少し車で走れば生活に困らないような場所

1項,2項の条件から、ほぼ岐阜県か長野県が対称エリアとして絞られるが、幼いころから避暑として良く行った信州が第一候補となった。信州と言えども高速道路を考慮して、最北で大町市、長野市、最東で南アルプス市、最南で飯田市の範囲を考えた。最初に調査したのは古民家である。何故なら長野県の政策として古民家利用・移住促進をしていたので、ネット情報が豊富であったからである。先ず、南信州で数件の古民家を見学に行った。しかし、まともに住める物は無く、購入資金の倍以上手を入れるか我慢して棲むかの選択になるが、どちらも中途半端である。定住して農業をやると割り切れればよいが、そこまでは考えられなかった。

次に見学したのが、中信地域の別荘である。何故なら、私以外の家族全員が古民家ではなく別荘を望んだからである。そこで、塩尻市や茅野市の不動産情報を調べ数件の別荘を見学した。だが、何れの物件もピンと来るようなものでは無かった。暫く空家になっていたり、荷物もなく生活感が湧かなかったりしてしっくり来ない。ただこの時に分かったのが、蓼科エリアには大きな別荘開発が幾つもされていることであった。そこで、不動産会社ではなくどの別荘開発が良さそうかを考え、別荘開発会社ごとに調べることにした。先ず、この地域最大の蓼科ビレッジから調査した。驚くなかれ、ここは2500棟もの別荘が既に建っており、分譲地の数は3000にも及ぶ大別荘地帯であった。しかも、自然豊かで標高は1200~1700mになり、夏でもエアコン要らずの場所である。但し、冬はマイナス20度と厳しい。

そこで、蓼科ビレッジを訪問し数件の物件を見学した。山荘の立地条件は大きく分けると、平坦地、緩斜面、急斜面の3つになる。それぞれ一長一短ある。急斜面は、眺めは良いが自然災害リスクが高い、子供が山荘周りで遊べないなどの点で避けることにした。あとは、あまり木に囲まれ過ぎて圧迫感があるもの、バルコニーが狭くBBQがやり難いものは避けることにした。そんな中で蓼科ビレッジの営業さんから山小屋BFCを紹介して頂いた。この山荘は、前オーナーが冬期を除いてよく使っていた山荘で、前オーナーの手入れがよく愛着が色々なところに現れている素晴らしい物件であった。価格も予算より少し高くはあったが、見学して直ぐにここだ!と感じたのである。その理由は、前オーナーが如何に愛情込めて使っていたかが随所に見て取れたこと、荷物がそのままになっており生活感溢れる現場が見られたためである。自分が住んでみた時を容易に想像でき実感が湧き、直ぐにでも住んで見たいと思えたのである。

この山荘からJAスーパーまで車で15分程度、30分あれば茅野市の中心まで行けるので3項の条件にもピッタリである。また、30分走れば八ヶ岳の北端にも南端にもゆける。麦草峠を越えれば八ヶ岳の東側山麓の八千穂高原にも行ける。夏の避暑、秋の紅葉、冬の雪景色、春の花や新緑など四季折々の豊かな自然と、車さえあれば生活の利便性も享受できる両者兼ね備えた場所と言えるのである。

これは後から分かったことだが、冬期は数十センチ以上の雪が積もる。蓼科ビレッジ内の除雪は基本は幹線道路のみであり、それ以外の道路は除雪されないかされても時間がかかる。この点は購入前にきちんと確認しておくべきであった。ところが運よく山小屋BFCは、幹線道路に面しているので冬期のアクセスも良好だったのである。