BloomField Club ( Close Encounters of Healing )

住居設備

購入した山荘は、もともと使い込まれたものであったのでそのままでも住めないことはない。また、築35年を過ぎた木造建築とは思えない綺麗な建物であった。これも前オーナーが、定住が如く使われ手入れされていたお蔭と頭が下がる思いである。但し、冬期含めた年間利用や、都会生活と比べた利便性から考えれば、手直しが必要なものも多々出てくる。そこで最低限次の4つの修繕を実施することにした。

  1. 合併浄化槽の新設(フジクリーンCA-5型
  2. 二重窓の設置
  3. 上水道配管ヒーターのまき直し
  4. アプローチおよびバルコニーの床修繕

最初の二つは新設で、後の二つは修繕である。中でも1項の合併浄化槽は、高額ではあったが住環境としては欠かせないものと考える。別荘購入時には、必須設備として考えた方が良い。また2項、3項は冬期も使用するための必須項目なので、冬場は利用しないと割り切れば要らない。

そもそも別荘地帯の上下水道がどうなっているかと言うと、開発された年代によって異なる。古い地区だと下水は地中に垂れ流しのところもある。新しい地区では逆に下水道完備のところもある。山小屋BFCはトイレは肥溜め式であり、生活排水は簡易雑排水経由で垂れ流しであった。これはどうしても排水の臭いが戻ってくるので、長く住むには堪えられない問題でこの山荘の最大の弱点であった。そこで、環境保護の理由で補助金制度も利用できるので思い切って合併浄化槽を導入することにした。最近の浄化槽はバイオ技術の進歩で、小型かつ浄化能力が高く生活排水を綺麗な水に戻して自然に返すことができるようになっている。お蔭で、トイレもシャワートイレになり、集中してトラップすることで排水の悪臭が戻らないようになり、都会と同じ環境になった。

二重窓化には二つの方法がある。一つは、内側に新たにもう一つ窓を設置するやり方で本当に窓を二重にするもの。もう一つは、ガラスそのものを複層ガラスに変えるもの。さらにこの組み合わせも考えられる。BFCでは開け閉めは面倒になるが、結露もし難く価格も安い前者を採用した。これで、外気温との温度差を数度以上保てるようになる。冬場でこの数度の差は大きな意味がある。省エネにもなりランニングコストを考えれば10年で元が取れる。

ヒーターのまき直しは、既存のものがどれくらいの性能を維持しているか全く不明であったこと。また昔のヒーターは電気代が高いことから、これも10年で元が取れると考え全面取り換えすることにした。1シーズン使って見たところ電気代は想定の半部以下になったものと考えられるので、回収も5年くらいかもしれない。

最後に、外部の木の床はできる限りDIY(Do It Yourself)で修繕することにした。バルコニーの構造にかかわる部分は工務店にお願いしたが、その他は自分で木を買ってきて交換した。もともと日曜大工は好きな方だったので、セカンドライフDIYの第1号として実施した。塗料や防水・防腐剤もしっかり塗り、ちょっと見には下手なDIYでやったことが分からない。先ず先ずの出来栄えで会った。

上記の修繕をした上で、昨年の7月から冬期も含めて全シーズンを過ごすことができた。今のところ大きな問題はないが、やはり冬期生活をするためには更なる改善が必要と考えている。その一つは暖房である。管理人一人の時は不自由ないが、人が来た時には電気式のファンヒータ類の暖房をフル活用するしかないので、電気代がかかる。また電気容量が30Aなので電子レンジや電気ポット投入で、思わずブレーカを飛ばしてしまうことである。もう一つは灯油タンクの更新である。容量を増やすことと、灯油ファンヒータ用にタンクから灯油を取れるようにすることである。これで、マイナス27度にも耐えられる山荘にできると考えるのである。

<<追加・修正>>

  1. 灯油ファンヒータ・・・BFC会員のHさんご夫妻からアラジン製の灯油%e3%83%95%e3%82%a1%e3%82%a4%e3%83%ab-2016-10-04-0-29-45ファンヒータを寄付して頂きました。これでビジター用の和室暖房が電気から灯油になったので、寒さ対策もバッチリです。Hさんご夫妻、有難うございました。
  2. 灯油タンク・・・遂に灯油タンクを更新しました。これまで使っていたのは90リッター用のタンクで、購入時期不明のものでした。外観上はかなり経年劣化が酷く、いつ壊れないか心配していました。また、容量が少ないので、寒い日が続くと1週間持ちませんでした。今度は200リッター用に容量アップしたことと、灯油取出し口が付いたことで、灯油ファンヒータ用の灯油もここから供給可能で大変便利になりました。これで燃料補給も安心です。