BloomField Club ( Close Encounters of Healing )

コロナ禍での山歩き ~中山・ニュウ~

6月になってようやく登山が自粛解除になったので、最も近い麦草峠から登ることにした。目的地はニュウである。私はニュウから見た深い森に覆われたなだらかな山容が気に入っている。ちょうどこの時期にこの森を見ると、色でそこに植生する木々が見分けられる。今日は久しぶりに写真目的の山歩きをすることにした。コロナウィルスは紫外線に弱いことが知られている。ならば紫外線を浴び過ぎるような山歩きではコロナの心配は全く無用と考えられる。今回はその山行の様子を紹介しよう。

麦草峠から中山まで

麦草峠の駐車場に到着したのは8時半ごろだったが、まだ登山を控えているのか車の数が少なく数台しか停まっていなかった。麦草ヒュッテ前の草原から登り、第一目標の高見石まで一気に進む。登山道は所どころぬかるんでいる箇所や、雪が少し残っているところはあったが問題なく丸山山頂まで登れた。展望がきかない丸山は通過するだけとし、高見石を目指して下って行く。高見石小屋には一組の登山者がいたが、ここまで誰も見かけなかった。まだコロナの影響を引きずっているのだろう。山小屋の横の大岩を登って、今日の第一目標である高見石の頂上に到着した。やや雲は出ているものの、北八ヶ岳の裏側一帯の森が綺麗に見える。雲の動きも少しあるので、久しぶりにタイムラプス撮影をすることにした。しばらくやってなかったので2・3回凡ミスを繰り返しながらも、無事撮影を終了させた。

高見石での撮影を終えると直ぐに中山に向かった。登山道は徐々に岩が大きく数も増え、所どころ雪がしっかり残っていて歩き難い。軽アイゼンやチェーンスパイクを履くまでの事は無かったが、腐った雪に足を取られたり壺足になったり滑ったりしながらの歩行になった。お陰でいささか足の疲労を招いてしまっていた。何とか今日の第二目標である中山展望台に到着し、高見石とは反対側になるが北八ヶ岳表側一帯の素晴しい景観を楽しんだ。ここでもタイムラプス撮影を行った。

中山からニュウへ

中山展望台から少し平坦な尾根を行くと、中山山頂になるがここも展望はきかない。山頂を過ぎると急な下り坂になるが、岩が多い上に残雪が結構残っており歩き難かった。途中、すれ違った女性登山者からアイスバーンになっていると聞かされ、慎重に下っていった。私はいつもダブルストックを使って登山しているが、こういう時は持っていると役に立つ。ここも軽アイゼンやチェーンスパイクを履くほどでは無いが、下りなのでよく注意しないと滑って怪我をすることもある。10分ほど下ると天狗方面とニュウ方面への分かれ道に到着する。ニュウまでは標高差がない尾根伝いに進んで30分程度で到着する。ただ、大きな木の根っこが剥き出しでとても歩き難い。うっかりすると引っ掛けたり滑ったりして転びやすいので注意は必要である。時々、硫黄岳から伸びる爆裂火口跡の荒々しい絶壁や、野辺山周辺の白く光るマルチシートに覆われた畑が見える。景観としては余り良くないので、ここはひたすら歩くのみである。

ニュウの山頂は大きな岩が幾つか剥き出しになっている。約20mくらいの大岩登りをして、最終目標のニュウに到着した。この日は雲に隠れていたが、ニュウは八ヶ岳では珍しい富士山が見られる山である。私は特に、ここから見る北八ヶ岳の山容が大好きである。緩やかな山復には北八ヶ岳の原生林が一望できる。この時期は常緑樹で濃い緑のシラビソ、落葉樹で黄緑色のシラカバやカラマツ、まだ芽吹かずホウキを逆さに立てたようなダケカンバが織りなす斑の高原模様が美しい。そんな中で眼下にひっそり佇む白駒池は、一つのアクセントになっている。夏になるとこの斑模様が深緑一色になり、目の覚めるような青い空に映える深い森の姿に変わる。秋になれば、また順に色付き落葉する斑模様の高原に変わる。ニュウ山頂では高見石より何倍も雄大な北八ヶ岳の変化を味わうことができる。

最後にこの日撮影したタイムラプスを中心に、久し振りに一編の動画を制作したのでご覧頂きたい。コロナ禍での息詰まる生活の中で、少しでも癒しの情感を感じて貰えれば幸いである。これからも大いに山歩きを楽しみ、以前の日常を取り戻したい。

With Coronavirusではなく、Beat Coronavirusを目指そう!

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