BloomField Club ( Close Encounters of Healing )

私の気まま旅第４弾は、前回の続き沖縄本島と番外編である。旅行５日目の竹富島巡り後、JTAで石垣空港から那覇空港に向かった。竹富島で歩き過ぎたので那覇空港からホテルにはタクシーで向かった。その車窓からは多くの車や高層ビルが見られ、那覇が如何に大都会であるかが伺えた。石垣とは一味違う沖縄の旅が思い浮かび、沖縄を満喫しようとワクワクし高揚感が増して来たのである。それでは沖縄の旅の締めくくりの本島編に加え、最後に番外編として旅行中の食事についても紹介しよう。

はじめに

先ず沖縄本島は石垣からの移動日含め１日半と短いので、効率よく回るため予め周遊ルートを計画していた。ところが、那覇に近づくほど交通渋滞が甚だしく訪問予定地の半分しか回れなかったのは残念であった。下記上段が周遊予定地で下段に実績を示す。

• 予定：那覇・小禄→古宇利島→美ら海水族館→備瀬のフクギ並木→道の駅・許田→万座毛→シーサイドドライブイン→残波岬灯台→首里城→ひめゆりの塔→那覇・小禄
• 実績：那覇・小禄→古宇利島→備瀬のフクギ並木→万座毛→首里城→那覇・小禄

特に那覇市内は大渋滞で２時間近く余裕をもって那覇・小禄にレンタカーを返却しようとしたが、ほぼその余裕を渋滞で使い果たしたのは大誤算だった。タクシーの運転手さんに聞いたところ、年々渋滞が酷くなってきているとの事であり要注意だ。

古宇利島から備瀬へ

那覇・小禄のニコニコレンタカーから一気に高速に乗り古宇利島に向かった。高速道路までは混んでいたが市外に向かう方なので大渋滞はなく那覇ICから高速走行した。ただ、ETCカードを忘れたので、何十年ぶりかの紙チケット利用になってしまった。幸い古宇利大橋袂まで順調に走行する中、天気も曇りが快晴に変わり、一直線に海の中を走る古宇利大橋の絶景を見ることができた。更に眺望を求めてオーシャンタワーに昇ったが、ここで時間をロスした割にはそれほどの感慨は得られ無かった。

次に美ら海水族館に向かったが、古宇利島で時間ロスしており水族館での更なる時間ロスが気になっていた。そこに加えて水族館への入り口をミスってしまいモタモタしている内に、水族館より景観優先と考え水族館をやめ備瀬のフクギ並木に変更した。備瀬は小さな集落だが昔ながらの民家とフクギ並木が景観保存されている。今は集落全体が観光業で生活しているようだ。備瀬の西側はサンゴ礁に囲まれた沖縄らしい海が残っており、リゾートホテルのビーチへと繋がっている。駐車場に戻るとそこに南国ならではの佇まいのビーチカフェがあった。ちょうどお昼になっていたので美しいビーチを眺められる特等席に運よく座れ、アメリカスタイルのランチを取った。

万座毛から首里城へ

予定時間を大幅にロスしていたのでお土産購入を後回しにし備瀬から万座毛に直行した。万座毛は団体の外国人観光客が多く結構賑わっていた。そのためか遊歩道など見学ルートが整備され安全確保されてるのは良いが、自然のダイナミズムを感じにくく遠く離れた場所から写真を撮るだけの観光になっていた。残念ながら私にはやや興ざめであり、万座毛を後にして足早に首里城へ向かうことにした。

首里城に向け車を走らせるとやや車が多くなってきたので、高速を利用することにした。那覇市内はラッシュが始まっているのか慢性的な交通集中かは分からないが、車が多くなってきたのでひめゆりの塔を諦め首里城をしっかり見学することにした。高台にある首里城の城壁や門など思ったより大きく高く立派であり琉球王朝の栄華が偲ばれた。本丸が消失してしまったのは返す返すも残念で、威風堂々とした姿が復元すれば再度訪れてみたいものである。復元工事の中、見学路を確保し見学できるのはスペインのサグラダ・ファミリアに通じるものがある。

番外編

私の気まま旅の楽しみは素晴らしい景観を見ることに加え、その土地ならではの食を味わうことである。その土地独特の名物や特徴あるお店で食事することは、その土地の生活感に触れるチャンスでもある。今回行ったレストランで気に入ったお店を旅程順に紹介する。

• 大阪心斎橋：串カツさくら南海・・人気店なので並ぶ覚悟で早めに行ったがを、一足違いで待ち時間なしで入れた。価格は手ごろ一人数千円以下で飲んで食べて満足できた。
• 石垣市大浜：家庭料理居酒屋まるべ・・大浜海岸にある地元民に人気の居酒屋でどれも安くて美味しい。こじんまりした店内は南国らし飾り付けで窓から大浜海岸が見えた。
• 石垣市伊原間：グランピングリゾート・ヨーカブシ・・昼食を食べはぐれた時に見つけたお店と言う面もあるが、巨大ソーセージ入りのホットドッグは最高に美味しかった。
• 石垣市桴海：ぱぱ屋・・サトウキビベースのオリジナル・ジュースに注文した果物を絞り入れて一つずつ作ってくれる。新鮮で甘くて美味しい。
• 石垣市石垣：ピッツェリア・イルトレコルデ・・どこにもあるイタリアンだが本格石窯がありピザが美味しい。家の近くにあればお馴染みさんになりそうな親しみあるお店。
• 那覇市久米：あぐー豚しゃぶしゃぶ専門店オーシャンBoo：オリジナル出し汁と豚肉の相性が抜群。しゃぶしゃぶセットに雑炊オプションを加えるだけで十分食べ応えがある。

前回の第２弾の利尻島でもそうだが、旅行日程を立てたら次にやることは夕食をどこで何を食べるかである。私の場合はGoogleで検索し気に入ったお店を予約してから旅行に出かける。できる限り旅情を掻き立ててくれたり、その土地でしか味わえないものなどを選ぶ。これも旅の重要な楽しみの一つである。

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