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私の気まま旅3 ~ 沖縄の旅 (1) 八重山編 ~

私の気まま旅第3弾は、沖縄の旅である。きっかけは前回同様JAL・マイレージの期限切れを避けるため、海外旅行に代わる思い出の旅をするためである。そろそろ海外旅行とも考えたが、コロナ以降のインフレや政情不安や自然災害など落ち着かないので、先ずは国内旅行に留めることにした。前回が最北端だったので今回は最南端である八重山&沖縄を目的地とし、ベースキャンプはJAL直行便が飛んでいる石垣島と沖縄本島とした。それでは気まま旅の計画づくり含めて離島編と本島編の2回に分けて紹介しよう。

旅行計画

先ず石垣島への直行便として関空発を選んだ。大阪は余り行く機会がないので、この際ちょっと寄り道して大阪に前泊したいと思ったためである。また八重山諸島は今回が最初で最後だろうと思い欲張って、西表島・竹富島・石垣島を一気に周ってしまう事とした。そこでフライトを関空→石垣→那覇→中部国際の周遊ルートとし、離島は石垣島を拠点に効率よく巡ることにした。そこで作成した日程は以下の通りである。

  • 1日目:名古屋⇒大阪、大阪夜観光    (大阪泊)
  • 2日目:関西空港⇒石垣空港、石垣夜観光 (石垣泊)
  • 3日目:西表島・由布島現地ツアー    (石垣泊)
  • 4日目:レンタカーでの石垣島巡り    (石垣泊)
  • 5日目:徒歩での竹富島巡り、
  •      石垣空港⇒那覇空港、那覇夜観光 (那覇泊)
  • 6日目:レンタカーでの沖縄巡り
  •      那覇空港⇒中部国際

今回も大阪・石垣・那覇では、その土地の名物料理を楽しめることを考慮し、ホテルや移動手段を考えた。

宿泊先は今回すべてコンフォートホテルとした。理由は交通・買物・食事の便が良い市街地の中心部にある事、建物がまだ新しく清潔な事、アメリカンスタイルの朝食付き部屋貸しなので夫婦利用だと割安になる事で、最近お気に入りのホテルでもある。宿泊代を押さえ食事を充実する作戦である。たまたま石垣島では全国旅行支援が利用できたので更にお得だったことに加え、3/13からのマスク解禁と重なりノーマスクでの快適旅行を楽しむ事ができた。

移動手段は、現地ツアーレンタカーの組み合わせだ。西表島は大きな島のわりに公共交通機関が少ないので現地ツアーの方が時間も費用も節約できる。竹富島は定期フェリーも多く島が小さいので徒歩で十分回れる。石垣島と沖縄本島は現地ツアーを利用するまでもなく廉価なレンタカーで好きな場所を巡るのが効率良い。そこで西表島へは西表島&由布島ツアー、石垣島と沖縄本島は最近愛用している格安のニコニコレンタカー、竹富島は定期フェリーと徒歩を移動手段と決めたのである。

 

西表島・由布島ツアー

3日目の西表ツアーに私が利用したのは八重山観光のツアーで、ホテル送迎、フェリー、仲間川クルーズ、水牛車、由布島入園料、昼食付で至れり尽くせりのツアーだった。おまけに運よく全国旅行支援の地域クーポンが使えたため、ツアー費用を半額で済ませることができた。当日の詳細は、

  • 7:45 ホテル →(送迎バス)→ 石垣港 →(フェ リー)→ 大原港 → 仲間川マングローブ・クルーズ → 大原港
  • 11:30 大原港 →(観光バス)→ 水牛車乗り場 →(水牛車)由布島遊覧 (水牛車)→(観光バス)→ 大原港 →(フェリー)→ 石垣港 →(送迎バス)→ ホテル 15:00

ツアーはホテル送迎付きなので、値段は多少張るがすごく楽で効率よく回れる。西表島に宿泊しなくても、1日ツアーで十分回れる。ツアーのメイン・アクティビティーの仲間川マングローブ・クルーズは、たまたま船長兼ガイドの方がベテランでユーモア交えた話が大変面白く好印象だった。やや天気が曇りだったのは残念だが、マングローブが群生する南国ならではの川や樹木が織りなす景観を堪能できた。

由布島には水牛車で往復するが、これが一つの名物アクティビティーになっている。水牛車の御者には移住組の若い人が多いようだった。最近では他の観光業務にも、島外や内地からの若い移住者が増えていると聞いた。行政も若い人の移住促進を図る政策を積極的にやってきた成果が出ているのだろうと感じた。観光とそれを支える人材のバランスはたやすい問題ではないが、離島の生き残りには欠かせない政策であろう。ただ急成長や乱開発を避けゆっくりと成長し続けられることを願うばかりである。

石垣島周遊

4日目はあとあとの移動を考え、石垣空港のニコニコレンタカーを借りることにした。そのため、朝一番で空港まで公共バスで向かい、空港のレンタカーセンターに連絡バスで移動する。案内はやや不親切で分かり難かったが、料金が9時~翌日14時まででガソリン代含めコンパクトカーで1万円以下と格安、軽自動車ならもっと割安になる。

石垣島周遊の目玉は、川平湾のグラスボートと景勝地巡り、加えて人気の食べ物を頂くことである。最初に立てた計画は

  • 9:00 空港 → 川平湾グラスボート → 明石食堂 → 平久保崎灯台
  • 午後 明石食堂 → 玉取崎展望台 → パパ屋 → フサキビーチ → ミルミル本舗 → ホテル

石垣島は、島東部の空港から島西部にある川平湾まで車で約30分で行けるくらいの距離である。川平湾は日本一透明度が高い海として有名だが、干潮の引き潮時は海底が濁るのでサンゴ礁や魚が見られないとの事であった。我々が訪れたのは幸運にも満潮の上げ潮だったので、見る条件としては最適だった。グラスボートは船の真ん中の船底がグラスになっており、その周囲に座って海底を望めるようになっている。船頭さんが、色々な魚が集まる場所やサンゴが多い場所にグラスボートを移動しながら説明してくれる。約20分程度の遊覧だが、川平湾の浅瀬や深場、砂地やサンゴ礁など色々な場所に案内してくれる。船底を眺めているだけで南国の海に潜ったような景観を手軽に見ることができる。この日は運よく海亀も見ることができた。

その後、昼食場所と事前に決めていた北部にある明石食堂に向かったが、事前調査が悪く定休日だった。仕方なく、村の唯一のスーパーへ行ったがお弁当は売切れ、平久保崎灯台に向かう途中のホテルはランチ休業、その先には食堂なし。仕方なくランチを求めて南下することにした。しかしやっと見つけた食堂もカフェも待ち時間が長過ぎ、まともに食事できる状況ではないので島の北部周遊は諦め、更に南下を続けた。玉取崎展望台近くまで戻るとグランピング・リゾートがあり、運よく美味なホットドッグ・ランチにあり着くことができた。こう言う過疎地に行く時はやはりお弁当持参がベターである。

昼食後、玉取崎展望台に行った。駐車場から展望台までは歩いて2・3分のところだが、そこからは南国らしいサンゴ礁の海と半島が作る素晴らしい景観が見渡せる正に絶景だ。

展望台を後に米原のヤエヤマヤシ群落に向かった。その入口には生ジュースが飲める有名なパパ屋さんがある。ジュースを飲みながらヤエヤマヤシ群落を散策するのが定番の様だ。その後、フサキビーチ近くにあるミルミル本舗に向かった。そこは名蔵湾に面する高台にある石垣島一のジェラート屋兼お土産屋さんである。眼下にホテル群とフサキ・ビーチが広がる南国ムードいっぱいのリゾート地である。

竹富島散歩

5日目はレンタカーで石垣港に行き、そこから定期フェリーで竹富島に向かった。島内の移動手段はレンタサイクルが一般的だが、竹富島はフェリー港と反対の星砂海岸まで徒歩でも約30分と小さな島である。そこで徒歩でぶらぶら散歩することにした。フェリー港から島中央の沖縄の原風景残る集落まで緩やかな坂を登ってゆく。水牛車で集落を遊覧するツアーもあるが、珍しさを除けば徒歩で回った方が写真も自由に撮れるので良いと思った。

島の西側に星砂で有名になったカイジ浜があるが、今は星砂を探すのは結構大変でなかなか見つからないとの事だった。だが綺麗な南の島の砂浜であることには変わりなく、しばらくボーっと海を見ていたくなる場所である。竹富島もサンゴ礁に囲まれた島で、海は遠浅で透明度が高いのでシュノーケリングが楽しめる。ただ、海開きがまだ行われておらず一部の若者を除き海に入る人はいなかった。

 

終わりに

石垣島はサトウキビ畑や牧場も多く酪農業も盛んであるが、基本は観光の島である。八重山諸島の海運の要衝にある石垣港を中心に、お土産店やレストランやホテルが多く立ち並んでいる。離島ブームに乗って新しいホテルや建設中のホテルも増え、観光の島として充実しつつある。石垣市内を除けばさほど大きな集落はないが、綺麗なビーチには多くのリゾートホテルができている。但し、これ以上の乱開発は避け豊かな熱帯樹林やビーチを今のレベルで維持・保存して欲しいと感じた。

 

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