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私の気まま旅6 ~ 東北巡り(弘前・秋田編)~

私の気まま旅第6弾 東北巡り後半は、弘前~秋田~平泉である。前半は花巻空港到着後、レンタカーを借りて三陸海岸を経由し八戸へ、更に青森を経由して弘前までやってきた。但し、弘前到着が遅くなり弘前市内巡りができなかったため、後半は弘前市内巡りから始めることにする。

  • 1日目:(八戸)花巻空港→宮古→釜石→震災遺構→久慈・海女センター→八戸
  • 2日目:(弘前)八戸→青森・ねぶた→五所川原→高山稲荷→鶴の舞橋→弘前
  • 3日目:(秋田)弘前→弘前城→岩木山→鯵ヶ沢→十二湖→じゅんさいの館→秋田
  • 4日目:秋田→平泉・中尊寺→花巻空港
弘前市内巡り

弘前には常宿としているコンフォートホテルがないため、弘前城に近い小堀旅館に宿を取った。夕朝食なし素泊まりなので朝食を近くのカフェで取ることにした。所が、予めGoogle Mapで調べておいたカフェが営業してなかったり、駐車場も含めて営業開始が遅いところが多く駐車できるカフェを探すのに苦労した。結局、市役所に併設されているスターバックスに入る事になった。3日目はスタートで躓いてしまったが、このスターバックスの居心地がよく独自の美味しいサンドイッチを頂け救われた。気を取り直し、先ずは目の前にある弘前城を訪れることにした。

もともと弘前市はお城を中心に栄えた城下町だが、今なお広大な敷地の弘前城公園が市民の憩いの場となっている。早朝ランニングする人、自転車で場内を通り抜ける高校生、散歩する高齢者など、様々な人に利用されている。朝が早かったので、本丸周辺の有料園内も無料で開放されており少し得した気分になった。弘前城は市内の高台にあり西側には雄大な岩木山が間近に見え景観の素晴らしい公園である。やはり町の中心にこのような広々した緑溢れる憩いの場があるのは、街づくりとしては理想的だと感じた。できれば桜の季節に再度訪れてみたいと思った次第である。

その他、弘前城周辺には明治以降の歴史的な建造物がいくつか集められている。弘前城とこれらの建物をゆっくり見て回りたかったが時間がなかったので、2日目夕方の晩飯と3日目早朝の朝食の通り道にあった建物の外観だけ見ることにした。弘前の中心には大して視界を遮る高い建物は無いので、どこからでも岩木山が間近に見える。富士山のような特徴的な山容をしてるので、誰でも直ぐに岩木山だと分かる。私は山が好きでアルプスが見える長野に半移住したくらいであり、どこからでも心癒してくれる岩木山が見える弘前に羨ましさを覚えた次第である。

十二湖巡り

3日目は弘前城を見学した後、弘前市を離れ岩木山麓を周遊し鯵ヶ沢に向かう事にした。この日はやや天候が思わしくなく曇っていたので、岩木スカイラインなど立ち寄る予定を全てパスすることにした。そこで、岩木山山麓の山道や鯵ヶ沢からの日本海沿いのドライブを楽しむことにし、十二湖を目指した。目的地は、十二湖最深部にある青池だ。専用駐車場があるので、そこに車を停めて歩いて約10分で青池に到着する。その途中にある鶏頭場の池は藻が生え魚がいる普通の池である。ところがその隣の青池は湖底が見えるほど透明度が高く、太陽の光が当たると池が青色に煌めく。池の脇に展望テラスが設けられていて、池を上から眺めることができる。この日は曇っていたが青池に到着し暫くすると一瞬だけ陽が差した。幸運にも名前の通りの青い色に煌めく池を目の当たりしたのである。

平泉・中尊寺

4日目の最終日は、当初は角館を散策してから花巻空港へ向かう予定だった。所が、実験線含め高速道路が要所要所に張り巡らされているので、やや遠回りながら十分に中尊寺見学する時間があると分かった。中尊寺は東北の人気スポットであり、外国人観光客も多く訪れる場所になっていた。寺院は北上川にほど近い小高い丘の上に展開されており、駐車場に車を置くと月見坂と呼ばれる参道を登って行く必要がある。足腰の弱い人や高齢者にはやや辛い。参道を登って行くと、弁慶堂、東物見台、瑠璃光院、中尊寺本堂、最深部に目的の金色堂がある。その隣には、松尾芭蕉がこの金色堂を称えて読んだとされる「五月雨の降り残してや光堂」の句碑が立てられている。さらにその奥に足を向けると「かんざん亭」と言う食事処があるが、そこからは中尊寺の北側に開ける奥州平野や東北の山々を眺望でき、中尊寺が如何に険しい山中に建立された寺院であるかが伺える。まさに奥州藤原一族の栄華が偲ばれる寺院である。

終わりに

今回の東北巡りで私の気まま旅も4ヶ所目になり、旅行パターンも決まって来た。中でも大事でもあり楽しみでもあるのが夜の食事。宿は基本素泊まりもしくは朝食のみとし、夜はその土地の人達の温かみを感じられそうなお店を見つけ、その土地の食を楽しむ事である。今回利用した八戸の無国籍料理「BON」は若い夫婦が切り盛りするお店、弘前の居酒屋「夢地」は熟年夫婦二人の味のあるお店、郷土料理「とっぴんぱらりのぷ」は秋田色をしっかり取り入れたやや格式あるお店だった。何れもアットホームな感じで、地場の食材を使った美味しいお料理とお酒を堪能した。どうやら私の気まま旅は、色んな地方に行ってその土地の人情にふれ食を楽しむ事が、主目的に変貌しつつあるように思えてきた。

 

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