私の気まま旅第11弾は山形・新潟・福島を巡る旅である。今回は私の姉も参加した3人旅で、飛行機で小牧と山形を往復し、3県をレンタカーで巡りながら酒田・新潟・会津若松・山形の4都市に宿を取り4泊5日(5月26日~30日)で周遊する計画とした。今回は訪問ヶ所が多いので、前半を酒田~新潟、後半を会津若松~山形に分けて記述する。
- 1日目:小牧空港⇒山形空港→羽黒山→鳥海パノラマ→日和山公園→酒田
- 2日目:酒田→山居倉庫→本間美術館→加茂水族館→念珠の松→福島潟→新潟
- 3日目:新潟→弥彦神社→燕三条地場産業館→北方博物館→大内宿→会津若松
- 4日目:会津若松→鶴ヶ城→諸橋近代美術館→上杉神社→蔵王のお釜→文翔館→山形
- 5日目:山形→立石寺→英春堂本店→銀山温泉→山形空港⇒小牧空港
1日目 羽黒山~酒田
小牧空港から山形空港まではJAL共同運航の富士ドリームエアラインにて、約1時間の飛行であっと言う間に到着。レンタカーも空港内でスムーズに借りられ、予定通り最初の目的地を目指した。最初の目的地は元祖農家レストラン知憩軒で昼食を目指し鶴岡市に向かった。知憩軒に着いたのは12時少し過ぎた位だったが、ご飯がなくなりぎりぎり最後の客として通して頂いた。女将さん曰く「食材ロスしたくないので予約でお願いしている」との事であった。お食事はランチ定食のみだが、庄内の家庭料理で品数も多くどれも美味しく大満足。
- 小牧空港のFDA搭乗口
- 農家レストラン・知憩軒のランチ
次に向かったのは出羽三山の一つ羽黒山である。羽黒山神社には麓の随神門から登るルートと有料道路を車で上がるルートがある。我々は先ず車で上がり三神合祭殿にお参りし、随神門に車で戻り五重塔まで行った。。往来する人、の半分くらいは山頂から下山してきた人だった。意外に山道を往復する人も居るようだ。
- 羽黒山の三神合祭殿
- 羽黒山の五重塔(国宝)
次に鳥海パノラマ公園に向かったが生憎の曇り空で、案の定公園に着いたが山頂はおろか山容も掴めなかったので、直ぐに酒田市内の日和山公園に向かった。元々は2日目に予定してたが1日前倒しした。日和山には昔の木造の六角灯台がある。小高い山の上にあり眺めが良く西に眺望が開けるので夕陽が綺麗に見える場所である。夕方で人は少なかったが、日没までは時間があり待てず残念だったが、港町酒田の情緒漂う場所である。
- 日和山の木造六角灯台
- 六角灯台の遠景
2日目 酒田〜新潟
ホテルが食事無しだったので、朝はスターバックスで食事を取った。都会なら朝の始業前で人が溢れる時間帯だがドライブスルーの利用はあるが、店内利用は我々だけであった。2日目の最初の訪問地は山居倉庫である。この倉庫は米どころ秋田の米積み出し用の保管倉庫であり、現在でも一部が利用されている。山居倉庫は木造倉庫だが、二重屋根や西側の欅並木などの工夫で現在でも近代的な倉庫に劣らない保管能力を持つ倉庫である。欅の木は丹念に養生されてきたので現在では大変な巨木になっており、その欅並木と倉庫が織りなす姿は文字通り絵になる空間である。
- 新内橋から見る鳥海山
- 山居倉庫のケヤキと倉庫裏
- 山居倉庫の倉庫表
次に酒田の豪商・本間家の別荘と庭園を公開した本間美術館を見ることにした。ここは何と言っても酒田を代表する要人のお休みどころとして利用された由緒ある建物と、鳥海山を借景にした庭園が見ものである。昭和天皇も皇太子の時にここにご宿泊されており、その時に使用された天蓋付きのベッドが展示されていた。庭園は港で働く人達が冬季に仕事がなくなるのを助けるため造園されたものとの事。酒田の発展に尽力してきた本間家の社会貢献事業の一つであった。現在は植樹された木が成長し過ぎ、借景とした鳥海山が木々に隠れてしまっていたのが残念である。
- 本間美術館に隣接する鶴舞園の案内図
- 造園時は鳥海山が眺望できたとの事
次に向かったのが、クラゲの水族館で有名な加茂水族館である。この水族館は加茂港に水揚げされる珍しい庄内の魚やクラゲに加えアシカとアザラシについても学べる。特にクラゲは日本海だけでなく世界中の珍しいクラゲも展示され、文字通りクラゲ水族館とも呼ばれる所以である。
- 映画のスクリーンの様な水槽
- 多種多様なクラゲ
見学終了がお昼時になってしまったので、近くのレストランを調べたが水族館併設の食堂しか無かった。取り合えずGoogleで最も人気が高い近隣のお店を選んで向かう事にした。それがあねちゃの台所・風浦里である。行って見るとJAキャッシュサービスが目立ち、本当に食堂やってるのかと思われる様な場所だった。中に入ると地元の主婦達が手作りする日替わり定食だけの食堂と言ってもいいような所だった。しかしアットホームで定食も美味しく価格もリーズナブルで満足いく昼食だった。
2日目の終着地の新潟に向かう途中、福島潟に立寄った。季節的にオニバスや野鳥は見られなかったが新潟市で最大の湖沼であり、癒しの空間を提供してくれる。この様な潟が多く存在することから新潟の名が付いたのだろう、と勝手に想像したくなるような場所だった。
- 新潟を象徴する福島潟
- 7月頃、オニバスが開花する池
3日目 新潟~会津若松
3日目は最初に弥彦神社を訪れた。弥彦神社は天照大神の曾孫・天香山命をご祭神とする神社である。神社は弥彦山の山麓の森の中にあり、標高634mの弥彦山にはロープウェイで8合目まで行ける。参道を進むと天香山命に随行警護する長気と長邊の兄弟神を祀る随神門がある。その門を潜ると本殿の広い境内に出る。現在の本殿や拝殿は明治に焼失したものを伊東忠太の設計で大正5年に再建されたものである。伊東忠太は神社仏閣設計の第一人者で他にも平安神宮や靖国神社や築地本願寺などを設計している。
- 随神門
- 随神門越しに見る本殿
次に向かったのは燕三条地場産業振興センターであり、ここで包丁を購入するのがこの旅行の副次的な副次的な目的でもあった。センターには燕三条の職人の技で造り上げられた数々の金物製品が展示販売されている。あまりにも沢山の包丁があり価格もピンきりで迷ってしまい、一人では決められない。結局、店員さんにお願いしその説明を聞きながら私にとっては高価だがお気に入りの包丁を買うことができた。
3日目の主訪問地は会津の大内宿だが、少し時間があったので豪農の館・北方博物館に立寄ることにした。ここでは越後随一の豪農・伊藤家の歴史に触れることができる。伊東家の遺構を博物館とするキッカケになったのは、7代目文吉氏が進駐軍のライト中尉と出会ったことにある。北方博物館は戦後の私設博物館の第一号であり、設立後も庭や建物など博物館としての完成度を上げる努力がされてきた。8代目文吉は日本の学芸員第1期生となり世界中の博物館運営を学んで磨き上げてきた。お陰で皇室やG8労働会議など多くの要人おもてなしの場としても利用されている。
- 伊東邸の瀟洒な大広間
- 池泉回遊式の庭園
少々長くなり過ぎたので、3日目最後の訪問地「大内宿」以降は後半編で記述する事にしよう。
(後半編に続く)

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