BloomField Club ( Close Encounters of Healing )

令和初のお伊勢参り

このところ幼い子供の痛ましい事故や事件が続き、同じ年ごろの孫を持つ身としては他人ごととは思えない。そんないたたまれない気持ちを何とかしようと、お伊勢参りを思い立った。令和に改元されたこともあり、改めて幼い家族の安全をお祈りしたのである。今回、外宮から内宮へとお参りし、改めてお伊勢さんの霊験あらたかな雰囲気を感じた。今回はその紹介をしよう。

外宮(豊受大神宮)

そもそも外宮とは何か、内宮とは何か、詳しく知らなかったのである。ぼんやりと豊作祈願は外宮でもよいが、その他は全て内宮に祈願すると言うくらいだった。従って、いつも内宮だけお参りすることが多かった。しかし今回は、お伊勢参りの慣わしに従って外宮から内宮の順に両社お参りすることにした。外宮の説明書きをよく読むと、外宮に祀られているのは豊受大御神と言う衣食住の恵みをもたらす産業の守護神である事が分かった。即ち、事業の発展や豊作祈願には欠かせない神様である。

境内の広さは内宮には及ばないが、鬱蒼とした林に囲まれている。きれいに水打ちされた玉砂利を歩いて行くと、直ぐに藁ぶき屋根の質素だが霊験新たかな社殿が現れる。中は撮影禁止なのでその様子は目に焼き付けるしかないが、古き時代の面影漂う場所であった。20年宮毎に遷宮するので建物自身は新しいが、千年以上まったく同じ建物を繰り返し作ってきたので太古のイメージがする。これが神宿る神聖な場所と感じさせる要因なのであろう。

内宮(皇大神宮)

内宮は広大な森の中にあり、清らかな五十鈴川を越えると別世界に入ったようなイメージがする。本殿までの参道も外宮に比べ広く長く、両側には神秘的な巨木が何本も立っている。その巨木に両手を当てて耳を澄ますと、何か神の声が聞こえてくるような気さえしてくる。この巨木を触りながらパワーをもらって本殿まで来ると、最後に高い石段がある。その石段を上がり鳥居をくぐると、何やら神の佇まいに入り込んだような気にさえなるから不思議である。今回は、切実なお願いがあったので、いつも以上に身が引き締まる思いがした。

本殿でお参りしたあと、神楽殿でご祈祷をしてもらった。いつもは何組かの参拝客と一緒だが、たまたまこの時は我々ひと組しかいなかった。従って、神様を我々だけで占有させて頂けたようなもので、きっと何倍ものご利益があるのではないかと思えてしまった。これで孫たちは痛ましい事故・事件の被害者にならず、立派に成長してくれるものと確信した。

 

伊勢神宮はいつ来ても神秘なパワーをもらえる場所であり、神頼みは心の安定に一番効くものだ。やはり太古の昔から『信ずるものは救われる』は変わらない。

 

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